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石鎚山−日本百名山
出張ついでに百名山へ | |||||||||||||
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仕事で高松出張があったため、都合を付けて休暇を一日加えた。この絶好のチャンスに四国の山を訪れない手はない。贅沢な平日登山を計画した。行き先はかねてから訪れてみたかった西日本最高峰の石鎚山である。 引き続き三の鎖に挑戦、68mの高さがある。腕がつったりしたら真っ逆さまに転落である。慎重に足場を確保しつつ登る。 11:00 山頂到着 三の鎖を登りきると,すぐに石鎚神社のある山頂である。後で気づいたことであるが、後続の登山者は鎖場など見向きもしないで迂回路を通っていた。確かに鎖場は危険であるため、迂回路を通るのは安全で楽なことこの上ない。 石鎚山は女人禁制の日本七霊山である。しかし集団のおばさんたちは余裕で迂回路を歩いていた。 山頂には既に何人かの先客がいた。自分はロープウエイの始発でここまで誰にも抜かれていないので、土小屋からの登山者だろうか。土小屋からのコースタイムは2時間となっている。 山頂と書いたが実はここ弥山(みせん)よりも高いピークが目の前に見える。切り立った岩峰である天狗岳1,982mがそれである。ここから天狗岳を目指す人が見えるが,左右の切り立った岩の上を歩く姿は平均台の上を歩いているようである。かなり風が強いので飛ばされたら一巻の終わりである。 天狗岳の上に立つと360度の眺望である。この日は靄っていたため遠くの山はかすんでいたが、条件が良ければ九州の久住山も見えるらしい。 後続の集団が登ってくる前に下山を開始する。帰りは鎖場を下らずに迂回路を歩いたが、なんと歩きやすいのだろうか。迂回といってもほとんど迂回はしておらず,あっと言う間に二の鎖の下まで来てしまった。ロープウエイができたことよりも、この迂回路ができたことの方が石鎚山を誰でも訪れるようになったように思われる。もっとも土小屋からのルートが一番楽ではあるが。 石鎚の壁面がよく見えるところで昼食にする。先日の山行の昼食とほとんど同じで、ご飯にシーチキン。それとカップメン。沸かした湯をカップに入れたところで重大な忘れ物に気づく。箸がない。そういえば先日もぎやまんさんに指摘されるまで箸を忘れていた。こんどこそ万事休すである。 しかし,ナイフは持ってきているので,その辺の枝を失敬して,何とか箸らしきものを作ってラーメンをすすった。 13:30 山頂成就発 13:42 石槌ロープウエイ前発 14:36 伊代西条駅着 山頂の険しい姿を見納めて、雑木林の中を下っていき、成就に着いたのは13:15。30分おきのロープウエイの出発まで15分である。それに乗ると数少ない伊代西条行きのバスに連絡している。予定よりも早いが、余った時間を有効に使うため駆け足でロープウエイ駅へと向かった。 ぎりぎりの時間に駅に飛び込み、ロープウエイに乗り込んだ。この時間はさすがに客が少なく3人だけだった。 ロープウエイの山麓下谷駅の商店街も閑散としている。バス停付近には温泉があり、余裕があれば入るところだが、バスに乗らなければならないので断念した。東予の温泉に入るつもりであったが、東予で乗ったバスがあらぬ方向へ向かっていったため、温泉で汗を流す予定は夢に終わった。 坂出まで戻り、予定通り夜行バスで横浜へ帰った。 −
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