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御嶽山-日本百名山 御嶽山-日本百名山 雲海に浮かぶ3,000mの名山 雲海に浮かぶ3,000mの名山 【八丁ダルミを歩く】
コース(タイム)横浜(20:00)=(3:10)田の原-八合目-九合目-王滝頂上-(7:25)剣ヶ峰(7:55)-(9:37)田の原=うしげの湯
久しぶりの3,000m級の山である。しかも3,000m級の独立峰と言えば国内には富士山とこの御嶽だけである。また富士同様古くから山岳信仰が盛んで、今なお白装束に身を包んだ信者が登拝している。第一級の名山である。 【田の原駐車場】 鳥居脇の岩には御嶽山登山道と朱書きされている。 田の原駐車場あたりは濃い霧につつまれ、視界が5mほどしかない。車をゆっくり走らせて、駐車場に車を止める。車からは出ずに、そのまま仮眠。 周囲の人声で目を覚ますと、外はすっかり明るくなっていた。心配した昨夜の濃霧もどこへ行ったやら、空は快晴だ。準備を整え出発する。車のすぐ近くに鳥居がありそこが登山口のようだ。その鳥居の先には御嶽がそびえ、頂上にはホテルのような建物が見えている。見た感じでは山頂は近そうだ。 駐車場は標高2100mで、7合目になる。登山口の鳥居をくぐると、一直線の砂利道が続く。右手には散策路があるようで、歩いていると何カ所かその入口があった。そこは下山してからゆっくり訪れることにする。 【8合目付近の石仏群】 地蔵や、青銅の像が点々とある。 砂利道が終わり、鳥居をくぐると階段状の登りとなる。地面は赤く、あかっはげの石柱がある。剣ヶ峰へ二〇七五米とある。登っている間、何人か白装束の坊さんが下りて来るのにすれ違う。修験山としても健在のようだ。やがて八合目の石柱があり、その先に小さい八合目の石室がある。石室と言っても木でできている広さは四畳半ほど。足元には高山植物の花がところどころ見かけられる。 富士見岩というのがあるが雲が多く富士山の姿は見られない。 九合目を越えると道は左右に分かれる。剣ヶ峰に近い右いての方に進む。溶岩の転がるガレ場を見上げると白い建物が見える。小ぶりだが雰囲気はラサのポタラ宮だ。 王滝頂上小屋を通過する。小屋の前の温度計は13度を示している。連日30度を超す真夏日が続く首都圏と比べたら別天地だ。御嶽神社の本宮もここにある。 【八丁ダルミ】 森林限界を超え、荒涼としている。ここから剣ヶ峰が確認できる。 王滝頂上を越えると、ようやく剣ヶ峰が見えてくる。駐車場から見えていたのは山頂ではなかったようだ。ここから緑はなくなり、一面砂礫地帯となる。荒涼とした八丁ダルミを越えて、山頂直下の石段を登ると3,067mのピークとなる。 頂上は御嶽神社の施設があるが広いので展望がきく。雲が多いので3000m近い山しか見えないが、東の方にはしっかりと富士山の姿も認めることができる。北の方向にはこの山が火山であったことがうかがえる火口があり、二ノ池となっている。湖面の色が綺麗だ。写真を撮り終え、軽い昼食を取る。ふと携帯を見ると、Vodafoneは圏外であったが、auはアンテナが三本立っていた。最近はauの方がアンテナが多いように感じる。 【御岳頂上からのパノラマ】 雲が多いが高峰はよく見える。北アルプスの槍ヶ岳、富士山、はすぐにそれと分かる。富士山の少し右には南アルプスの塩見岳のピークも見えていた。
ほぼ来たのと同じ道を下った。1時間40分ほどで駐車場に戻る。駐車場近くの遊歩道ではバイケイソウなどの花が良く咲いていた。駐車場の売店を見学していると、にわかに雲行きが怪しくなり雨が降り出した。急いで車に戻り、駐車場を後にした。雨は次第に土砂降りになる。山で雨に遭わずに運が良かった。多くのハイカーは軽装で、というか無装で登っていたが大丈夫だろうか。 車は大滝村へ向かう。御嶽の麓にある、うしげの湯を目指した。ドライブインのようなところがその温泉場だった。ガイドブックでは入浴開始が11時であったため、まだ30分ほど時間があった。しかし、店の人に聞くと、もう入っても良いという。なかなか融通の利く店だ。早速入った。内湯は熱かったが、露天風呂は雨の中だったが気持ちが良い。晴れていたら御嶽が見えたのだろうか。他に誰も入っていなかったので、独占状態でゆったりと入浴することができた。
Camera:CANON EOS 10D,SONY DSC-U30
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