日本二百名山浅間隠山 |
浅間隠山は浅間隠れではなく、浅間隠しである。麓の吾妻町や中之条町方面から浅間山を隠してしまうので、この名が付いたそうだ。別名として矢筈岳や川浦富士とも呼ばれている。
横浜をまだ暗いうちに出発。途中、吉野家で牛焼肉定食を食べる。板橋、鶴ヶ島で仲間をピックアップし、関越道を走る。ナビに任せたルートは高崎ICで降りて、国道406号を走るルートであった。右手には榛名山の山容が見えている。県道54号の北軽井沢へ抜ける峠道に入る。そろそろ二度上峠と言うところで、右手の路肩にやたらと縦列駐車が見える。そこが登山口のようだ。駐車場はまだ峠よりにあるのだが、縦列スペースに空きがあったのでそこに車を突っ込んだ。 浅間隠山は穴場の山かと思いきや、意外と人気があるようだ。準備ができたパーティー毎に山の中へ入っていく。我々3人パーティーも「浅間隠山登山口(川浦富士)山頂まで90分2.1km」とかかれた案内板の横を入っていく。道は谷筋を登っていくような感じで、日が当たりにくい所はところどころ雪が残っている。雪が固まっていて多少滑るところもある。しかしアイゼンは不要である。 山へは単独で行動することが多く、そのとき歩くペースはコースタイムの1.5倍ほどだが、今回は3人でごく標準ペースで歩いている。しかし人を抜くことはなく、抜かれることが多い。 ときどき木の幹に第1地点、第2地点とペイントしてある。大産地展でコースを右に折れる。道は平坦になり、歩きやすい。開けたところに出て、左手に白い山並みが見えてくる。四阿山だろうか。 【急坂を前にしばらく平坦な道】 左手に浅間隠山の山頂が見えてくる。 【頂上まであとわずか】 カヤトの中の急坂を登っていくと頂上はもう目の前だ。 わらび平分岐を左に曲がると目の前に浅間隠山の頂上が見えてくる。頂上が近づくと周りを取り囲んでいた木々もなくなり、眺めが良くなる。浅間山やその手前に鼻曲山も見えてくる。 登り始めからちょうどコースタイム通りの90分で浅間隠山の頂上に立つことができた。ほぼ360度の展望は素晴らしく、天気にも恵まれたため遠くの山まで見通せる。しかしさすがに富士山までは確認できなかった。 【浅間隠山頂上】 浅間山を隠す山だけあって、浅間山が真正面に見える。標高1756.7m、二等三角点がある。 下山後は北軽井沢方面へ車を走らせる。途中、地図上で浅間大滝の近くを通るが車中からは見えなかった。国道146号線から白糸ハイランドウエイに入り、白糸の滝へ向かった。ハイランドウエイは有料道路で、通過と引き返しでは後者の方が料金が高かった。反対側でも料金を取っているのだろうか。後者の料金を払い、戻ってきたときにこの料金所を通過したが、領収書を確認することなくフリーパスであった。安い通過料金を払っていればよく、なんだかしっくりいかなかった。 道沿いの駐車場に車を止め、白糸の滝まで数分間歩く。以前ガイドブックで見たことがあるこの滝は一度見たいと思っていた。遊歩道を登り切ったところにその滝があり、想像通りあまり大きなものではない。しかしカーテンのように幅広く水が流れる様は情緒的でもある。 【白糸の滝】 高さ3m、幅70mの滝。この滝の面白いところは、川が落ちているのではなく、土肌からわき出した水がそのまま落ちているところで、実に不思議だ。 最後に向かうのは久しぶりに南軽井沢のログハウス。仲間が一人加わり4人で宴会となった。 Camera:Panasonic DMC-FX9
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