|
飯野山−香川県
讃岐の富士は平野に浮かぶ | |||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コース(タイム)飯山登山口(11:19)−(12:15)飯野山−(13:07)野外活動センター−(13:39)飯山登山口
高松自動車道を走っていると、車窓からは円錐形の綺麗な形の山がいくつも見えてくる。朝もやの讃岐平野に広がる神秘的な風景だった。このような風景は、花崗岩の上に噴出した火山性の岩石が浸食されてできたもので、ビュート型溶岩台地と言われている。
飯山登山口を出発する。指導標に従い住宅地を抜けると周りは果樹園となる。何の木だろうか、枝を手入れをしている人の姿が見られる。 一王子神社の入り口に飯野山のおじょも伝説の解説とともに昭和天皇の歌が紹介されている。「暁に駒をとどめて見渡せば讃岐の富士に雲ぞかかれる」この歌碑が山頂にもある。 道はコンクリートから山道に変わり、ほとんど直登かと思えるような急坂が続く。あえぎながら登っているとベンチがあり、すがるように腰掛けて休憩する。それを三度ほど繰り返すと周遊コースに合流する。 周回コースは半周ほど山を回って山頂に至るので、今までの登りと比べてやけに楽である。 【山頂の碑】 山頂広場には昭和天皇歌碑と新日本百名山の石碑がある。 飯野山頂上(422m)は広く台地状になっている。中央に薬師堂があり、様々な地蔵尊や石碑、三角点がある。家族連れが木陰にシートを敷いてその上でくつろいでいる。近所の人たちにとっては憩いの場となっている。 真新しい石碑は新日本百名山の記念碑で、丸亀市が誕生した同じ日に飯野山が新日本百名山に選定されたとある。その存在を知ってはいたが石碑を見たのは初めてだった。 【おじょも伝説の足跡】 真ん中の岩に足跡とおぼしきくぼみがある。 30m先の展望台へ行ってみると、南側の展望がある。朝登った大麻山も見ることができた。また、展望台の背後にはおじょも伝説の巨石があり、しっかりとその足跡が残っているを確認することができる。 下りは周回コースを最後まで下ることにした。山をぐるぐる回りながら下るコースで、各方面の展望を楽しむことができる。本当は登りで周回コースを取りたかったのだが登り口が駐車場と離れていたため道が分からないおそれがあったためだ。 【野外活動センター】 3合目の分岐で飯山登山口方面へ折れる。道なりに歩いていくと野外活動センターの横に出る。野外活動センターでは「讃岐富士の四季」という写真展を行っていたので寄ってみることにした。 プレハブ小屋の野外活動センターで登山証明書をもらうことができた。登頂の日付は自分で押印する。 飯神社の横をとおり、ため池を迂回し、車道をしばらく歩いて飯山登山口の駐車場に戻る。 【飯野山】 山から降りて、駐車場に戻る車道からは飯野山が一望できる。 飯野山を下山したあとは、丸亀城の天守閣から殿様気分で飯野山を眺めるつもりであった。しかし、連チャンの山行で疲れ切ってしまい、早く汗を流したかった。新居浜市まで車を飛ばし、新居浜温泉パナスへ向かった。
Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2
| |||||||||||||||||||||||
| |
ホームに戻る |