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日本三百名山三頭山 |
体育の日は晴れの特異日ということもあり、山へ行くには絶好の日和である。この3連休で遠くの山へ行っても良かったのだが、直前まで仕事に追いまくられて、何も計画をしないままに休みに入ってしまった。それでも日帰りでどこか行くことにし、前から行きたかった東京の三頭山へ行くことにした。ここは何度か敗退している因縁の山でもあった。一度目はある山仲間と行く予定であったが当日メンバーの1人が来られなくなったため中止になり、二度目は別の仲間と車で都民の森に向かう途中、大雪に降られて撤退したことがあった。そして3度目の今回も試練は待ちかまえていたのであった。 横浜の自宅から都民の森駐車場まではおよそ2時間の9時ちょっと前に到着。しかしながらそこはすでに満車御礼で車は入れない。しかたなくそのまま奥多摩方面に車を走らせた。あと一時間早く起きていればと悔やみながらも、三度の三頭山敗退かとあきらめかけたところに、次の駐車場が現れた。そこは空いていたが、都民の森からは1kmは離れていた。 その駐車場から都民の森までの歩道にはウッドチップが敷き詰められて歩きやすい。10分あまりで都民の森の入口へ。 【都民の森入口】 この写真を撮ったらデジカメの電池が切れた。電池が切れたデジカメは単なるお荷物。続きは一眼レフで撮ることになる。(9:30) 都民の森の売店で500mlPETのお茶を買ったが、メーカー希望小売価格150円のところが200円であった、自販機の缶ジュースは120円であるのにPETだけ高値を設定しているのは、どういう事だろうか。ここでも不本意であった。 さて、ようやく三頭山目指して歩き始めるのであるが、都民の森は道が複雑でどこに向かえばいいのかよくわからない。道の複雑さは高尾山に通じるものがある。さすがにこちらは1号路、2号路と番号は付いていない。 立派な森林館を横目にまっすぐ歩いているうちに三頭大滝に出た。しかしこれを望む橋は行き止まりであった。ちなみにここまでずっとウッドチップの道であった。さすが東京都の豊富な財源である。この人工の森は過剰なまでに整備されている。お粗末なのはこの大規模レジャーランドに十分な駐車スペースがないということだ。例えば『5万人収容のドーム球場を作りましたが、ここへは車でしか来られません。駐車場に止められる車は100台です。』というとんちのような話だ。 また脱線したが、どうやら「ブナの道」を登っていくと三頭山に続く稜線に出られるようだ。沢づたいの急坂を登っていくと30分ほどで稜線に出る。ここからは階段状になり更に急になる。15分ほどで三頭山中峰山頂に到着。木々に囲まれているため360度の展望はないが、南の方の富士山は見事に見えた。登ったことのある百蔵山や御正体山も雲の切れ目から時々見える。反対側の北の山塊も少し見えたが知らない山だ。 下りは鞘口峠の方へ降りていくことにする。途中三角点のある本当の山頂を立ち寄ったが、こちらは眺望皆無。休む場所もないので皆通過するだけだ。その近くの展望台の立派な小屋も立木が多くとても展望はできない。野鳥観察には適していそうだ。 鞘口峠まではかなりの急勾配で、続々と登ってくる人達は苦しそうだ。下りもブレーキを利かせながら慎重にくだらないと転げ落ちてしまう。このあたりのブナの木は見事で、太陽光を浴びた葉の緑が実に綺麗だ。 鞘口峠のすぐ下に「スポーツ歩道」なるものがあり、通行には届け出が必要とのことで入口に門番がいる。なんだか興味津々である。その門番が昼寝をしている隙に、その歩道を覗いてみると、なんだ、単なるアスレチックコースではないか。一人で遊んでもつまらないので、下山を続ける。道なりに行くと今度は「木材工芸センター」に入っていった。製材の木の香りとともに電動ノコの音が聞こえる。こちらも届け出をすると工作ができるようだ。かまわずに先に進むと今度は森林館だ。鳥や花のパネルや都民の森のジオラマ。こちらは届け出は必要ないので自由に見ることができる。建家の外では丸太切りの体験コーナーがあり、自分で切った丸太を持ち帰っていいとのことであった。こちらは少々やりたい気もしたが、捨てるに捨てられない備品が増えることになるのでやめた。 都民の森の駐車場は相変わらず満車で、駐車待ちの車が長い列を作っていた。1km先の駐車場へ戻るがそこも満車状態であった(到着12:00)。再び都民の森へ遊びに来る際には相当な覚悟が必要だ。 さて、大汗もかいたことだし温泉に向かうぞと、先ほど情報入手した「檜原温泉センター数馬の湯」へ向かった。しかしながらここも満車御礼で入ることはできなかった。仕方がないので、そのまま帰ることにした。 檜原温泉センター数馬の湯 Camera:CANON Power Shot A5 |
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