日本百名山甲斐駒ヶ岳 |
北沢(5:40)−(6:46)仙水峠(7:00)−(8:18)駒津峰−(10:10)甲斐駒ヶ岳−(12:10)仙水峠−(12:49)北沢 北沢峠までは公共交通機関を使って入ることができるが、人里離れた非常に山深いところである。今でこそ著名な山へ登るために多くの人間が入ってくるのであるが、そもそも何のためにこんな奥地まで道を切り開き、人間が入る必要があったのか不思議である。 その北沢峠へ行くまでにはまず広河原まで行かなければならない。広河原へは5回ほど来ているが、マイカーで来るのは初めてである、道が狭くすれ違いが困難な箇所が多く、駐車スペースも確保が難しいことが分かっているからである。しかし広河原へ向かったのが21日の平日であったためか、駐車スペースはポツポツと空いていた。車を停めると次は芦安村営バスに乗って北沢峠まで行くことになる。そのほかの手段として、歩くことは許されている。しかし林道を延々と3時間以上歩くのはばからしい。 アルペンプラザの自販機で荷物付きの往復乗車券を購入し、14時10分発のバスを待った。ある程度乗客が集まれば臨時便が出ることになっていたが、すぐに30人ほどが行列をつくり、14時前に出発するバスに乗ることができた。 北沢峠のバス停から北沢長衛小屋のテン場まで歩き、すでに7割方テントで埋まったテン場の空きスペースにテントを設営する。この日は4人の仲間が集まった。日が落ちると周りのテントはすっかり寝静まり、我々だけ騒ぐのも忍びないので早々に寝に入る。 キャンプ場の朝はトイレの行列で始まる。まだ夜も明け切れぬうちからトイレの小屋の前を男女が10人ほど列を作って、じっと順番を待っている。待つより歩いた方が気もまぎれるので10分ほど歩いて峠のバス停前のトイレに向かった。そこのトイレは水洗で信じられないほど綺麗だ。 朝の大仕事を終えた後は、朝食を食べ、甲斐駒ヶ岳を目指して出発だ。 【北沢長衛小屋】 小屋の前を通って甲斐駒を目指す。小屋前の自販機はビールを売っており、下山してからの楽しみだ。(5:33) 北沢に沿って30分も歩くと仙水小屋にたどり着く。登山道わきの流し台が水場となっている。冷たく美味しい。仙水小屋からしばらく行くと樹林帯を抜け、太陽がまぶしい。 【振り向くと仙丈岳】 仙水峠手前はガレ場となっている。振り向くと仙丈岳がよく見える。(6:42) 【仙水峠】 仙水峠は眺めがよい。摩利支天が見える。(6:46) 【茅ヶ岳と鳳凰三山】 仙水峠から。写真には写らなかったが富士山も見えている。(6:55) 【駒津峰手前のパノラマ】 左から鳳凰三山、アサヨ峰、栗沢山、北岳、仙丈岳。(7:32)
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