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中華圏放浪シリーズ

北京2008

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■■二日目(後半)■■
【景山公園へ】
 ホテルに買い物袋を置き、北京散歩第二弾に出発。ホテルの前の法華寺街から天壇方面に歩き、崇文門外大街を北上する。磁器口の大きな交差点の角に吉野家を発見し、思わず入ってみた。中国の吉野家はいつも盛況で満員であるが、このときは空いていたので、牛丼セットを注文した(写真は前ページ)。22元は北京では高い料金だが、日本円で340円ほど。

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 【天安門】
 【故旧博物館】
 【景山公園】

 牛丼を食べ終え、再び歩き続ける。前門東大街から正叉路に入り、東長安街を西に歩くと天安門城楼が見えてくる。多くの観光客と一緒になって天安門をくぐり、続いて端門をくぐる。次の午門からは故宮博物院なので入らずに、右に回り込む。紫禁城の堀である筒子河沿いの遊歩道を歩く。筒子河は半ば凍っているようで、ゴミがやたらと浮いている。トウモロコシの食べ後が多い。
 故宮博物院の北門である神武門のあたりまで歩き、その北にある景山公園に入った。景山公園は北京で一番標高の高いところで、紫禁城を一望することができる。この公園は以前も来たことがあるが、そのときは大気汚染が激しく紫禁城が霞んで写真がうまく撮れなかった。今回北京に来てみると、以前より大気が汚れておらず、もう一度景山公園から紫禁城を撮ってみたいと思っていたのだ。


photo 192*128 【紫禁城】

 景山公園は紫禁城の地面を掘り返した土で作られた人工の山だと言われている。頂上にある亭は北京市内で一番高い場所だという。そこからは故宮こと紫禁城が一望できる。

photo 192*128 【北方の門】

 景山公園の亭から紫禁城とは反対側に目を転じると、一直線に道路が延び、その先に鼓楼や鐘楼が見える。

 景山公園の山頂にある万春亭まではひと登りである。人民や欧米の観光客、そして日本の観光客も混じり万春亭からの眺めを楽しんでいる。北京は標高差がほとんど無いところなので、それほど高くはない亭でもぐるりと回ると360度の展望が楽しめる。西の方に見える山なみは香山だろうか。北を見ると地安門外大街が一直線に延び、その先に楼閣が見える。鼓楼と鐘楼のようだ。そこはまだ訪れたことがないので、行ってみることにした。

【鼓楼・鐘楼へ】
 景山公園には北門がないので、東門から出て、地安門外大街を北に歩いた。鐘楼までの道は車道は渋滞し、歩道も多くの人が歩いている。そしてかなりの騒音である。鐘楼や鼓楼が機能していた時代はこのような騒音は全くなかったはずである。いま聞こえている音のほとんどは聞こえていないのである。だからこそ、時を告げる鐘楼や鼓楼の音は周囲何百メートルも届いたのだろう。
 鼓楼にたどり着いたときにはすでに観覧時間が過ぎていたので外から眺めることになった。鐘楼は鼓楼の百メートルほど後方にある。どちらも土の塊のような重厚な作りである。まわりは胡同も残っており、昔ながらの生活が続いているのかもしれない。

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 【鼓楼】
 【鐘楼】
 【地下鉄ホーム】

 帰りは東の方へ歩き、地下鉄五号線で戻ることにした。たどり着いたのは雍和宮駅。近くにはチベット仏教の寺院群である雍和宮があり、2003年に訪れている。雍和宮駅は地下鉄2号線と5号線が連絡しており、当時5号線は開業してなかった。この五号線は、移動中の社内のモニタでニュースや天気予報、下車情報、オリンピック放送などを見ることができるという。また、携帯電話のアンテナも完備され乗車中も通話可能というから、日本とは勝手が違う。

 天壇公園駅から地上に出るとすっかり真っ暗になっていた。体育館路から街灯の少ない裏道を歩き、超市で饅頭とお茶を買ってホテルへ戻った。

続き


Camera:Canon IXY 910is,Canon EOS 10D

NOYAMA
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