中国見聞録シリーズ香港・新セン・マカオ放浪 |
【四日目】 いよいよ帰国日。マカオのホテルの窓から外を見ると、海だか川だかが広がっている。このあたりは島と島の間を丸ごと埋め立てているので、目の前の光景もいずれ陸地に変わるのだろう。 ホテルで朝食を終え、バスに乗り香港行きのターミナルへ。新センから到着した港とは別の場所である。ターボジェットで約一時間、通常料金は138HK$と新セン便よりやや高い。こちらのターボジェットは運航中外に出ることができないようで、香港到着まではおとなしく座ることとなった。 香港のターミナルは、九龍の尖沙咀中港城。到着したターボジェットから降りると、香港島のビル群が正面に見えていた。今回の旅行で三回目の入国審査を終え、到着口を出ると初日のガイドが待っていた。 【香港】 香港へ戻ってきた。昼間の香港島のビル群を見るのは初めてだ。 バスで香港の中心地である尖沙咀のブランド街に移動。そしてまたまたお約束の土産物屋&免税店に入るのかと思われたが、珍しく免税店に行くか1時間ほどの自由時間を得るかの選択制となった。もちろん後者を選択した。中国に来たらいつも本屋へ行くことにしている。しかし今回はその機会がなかったので、その自由時間で本屋へ行くことにした。しかし近くのデパートには本屋がなかったので、地下鉄で香港島の銅鐸湾駅まで行き、そごうへ行ってみることにした。 尖沙駅から銅鐸湾駅まではそれほど複雑ではないが、途中金鐘駅で乗り換える必要がある。香港の地下鉄は路線が色分けしているのでわかりやすい。にもかかわらず乗り換えで少々迷った。 そごうには本屋はあったもののお目当てのものを見つけることはできなかった。それに、中国本土と比べこちらの書籍は値段の設定がかなり高めで、日本と変わらないレベルであった。本屋はあきらめて、尖沙咀へ戻った。 この日の昼飯は、ツアーでは用意されていないので、自力で食べなければならない。汗を拭きながら尖沙咀をぶらぶらと歩いていると、大きな雑居ビルにGolden Guest Houseを発見。『深夜特急』の舞台となったホテルである。いまでも営業しているのだろうか。その怪しげな雑居ビルに入る勇気も時間もなかったため、その場を通りすぎた。 昼食は集合場所に近い食堂に入り、牛肉のあんかけ飯(30HK$)と芥蘭というこのあたりの青菜を食べた。一応冷房の入っていた食堂だが、熱い飯を食べるとまた汗が噴き出してきた。芥蘭は初めて食べたが、癖もなくあっさりしていておいしい。横浜の中華食堂では見かけない青菜だった。 集合場所の隣にあるブランドショップに寄り、タダのコーラを飲んだあと、バスに乗り込んだ。空港までは高速道路を走り、香港の高層ビル街を名残惜しみながらあとにする。
成田への帰国便はJL-732。14:50の定刻に出発。行きも帰りもこの香港便は満席だった。映画や機内食を楽しみ、20時頃に成田に到着。入国審査は割と待ち時間もなく、20:40発の横浜行きリムジンバスに乗ることができた。
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