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大坂山・障子ヶ岳-福岡県の山 大坂山・障子ヶ岳-福岡県の山 筑豊の山をハシゴ 筑豊の山をハシゴ 【障子ヶ岳山頂から行橋方面を望む】
コース(タイム)大坂山林道終点(10:19)-(10:27)大坂山(往復)=味見桜公園(11:10)-(11:51)障子ヶ岳(往復)
《山概略》
車を降りて、さっそく歩き始める。車止めを越えても、舗装道はしばらく続く。けっこう傾斜のある道で、初夏の陽気とともにすぐに汗ばんでくる。カメラしか持ってきていないが、タオルくらいは持ってくればよかったと後悔する。 さっそくアンテナが見えてきて、稜線らしき場所に出ると道標がある。左が呉登山口で、右が山頂である。右に100mほど進むと大坂山山頂(573m)である。ちょっとした草原にテーブルが置かれ、その先に二等三角点がある。以前来たときは眺めの良い山頂だったと記憶していたが、この日は景色は見えなかった。前回は冬だったので周りの緑がなかったためだろう。季節によってずいぶん状況が変わるものだ。
山頂滞在数分で車のところへ戻った。引き続き、障子ヶ岳の方へ向かう。国道201号を通り、香春町を通り抜け、味見トンネルの手前を左に曲がって林道に入っていく。車一台通るのがやっとの道だ。曲がりくねった道を進み、味見峠の手前に味見桜公園の駐車場がある。公園といっても山の中で特に設備はなく、駐車場といっても道が広くなっているだけである。その駐車スペースには軽トラックが何台も止まっていた。
《障子ヶ岳へ》 駐車場には味見峠と障子ヶ岳城跡の説明板がある。それによると、今走って来た峠道は、奈良時代に現在の香春町で作られた銅鏡を宇佐神宮に奉納する際に通った道だそうで、いわゆる古道である。現在はトンネルが掘られているが、当時は交通の要所だったようだ。 その峠道を少し進むと、右手に障子ヶ岳への道が分かれている。山頂まで1.4kmと書かれた指導標がある。うっそうとした緑の中の道を歩いて行くと、急な登りとなり、子供たちが何人も降りてくる。やがて道は尾根道となり、直線的な道が続く。しばらく歩くと、砦跡と書かれた道標があり、いよいよ城跡の中へと入っていく。
急に視界が開けて明るくなり、樹林帯から抜け出る。かつて造成したような平らな場所で、馬場跡だったようだ。その先が二の丸の広場で、一段上がって、本丸の広場となる。その本丸の奥が障子ヶ岳の山頂(427m)である。近所のおばさん達や家族連れがピクニック気分で気持ちよさそうに弁当を食べながら井戸端会議をしている。
本丸だけあって障子ヶ岳山頂からの眺望は抜群である。筑豊方面は、かつて銅を産出し、現在は石灰石を採掘している香春岳を一望でき、京築方面は京都平野が一望できる。その先にはうっすらと周防灘を見ることもできる。天気が良く、緑もまぶしいほどだ。しばし眺望を堪能して来た道を戻った。 Camera:CANON EOS 6D Mark II
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