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新潟の山越後白山 |
【山頂は近い】 30人かの大パーティーが我々の休憩中に通過するが、彼らは一様に長靴を履いているようだ。地元の標準スタイルなのであろう。皆スコップを背負っており、山頂で雪洞を掘るそうだ。 山頂が近くなるとトレースもなくなり、ワカンを装着する。いよいよ山頂と言うとき、小雪まじりの横殴りの風の勢いは更に増し、首まわりのウエアの隙間からは、否応なく小雪が進入してくる(10:27)。 先行パーティーは遅々として進まないので、新たなトレースを作りながら彼らを抜いていった。 毎週この山を登っている人の話によると、この日はこの冬一番の最悪な気象条件であったらしい。1000mそこそこの標高で、気軽に訪れた山ではあるが、なかなか冬山の厳しさを味わされた。もちろん装備は十二分に用意してきている。 間もなく山頂避難小屋が現れ、とにかく中に転がり込む。中は板敷きというか、立派なフローリングで、登山靴を脱いだ足がやけに冷たい。ザックから銀マットを取り出し、この上に座ることで何とか落ち着いた。しかしながら体を休めている状態では旧に寒くなってくる。半分凍り付いた(コンビニ)弁当をテルモスの暖かいレモンティーで胃袋に流し込む。 【山頂付近】 山頂避難小屋は一階部分は雪に覆われ、二階に取り付いている入口から進入した。山頂の積雪は2mはあるので、当然山頂を示す標識は埋もれていて見えない。この辺りが白山山頂(1012.4m)であろうと言うところまで行き、下山にかかった(11:44)。 【越後白山遠景】 慈光寺の駐車場を後にし、温泉へ向かう途中、振り向くと今登った白山が見えた。山頂はまだ吹雪いているようだ(14:10)。 温泉は昨日と同じ、「村松さくらんど温泉」へ向かった。
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