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六甲山-日本三百名山 六甲山-日本三百名山 山プラス温泉のゴールデンルート 山プラス温泉のゴールデンルート 【六甲山中継所近くのテラス】
コース(タイム)六甲ケーブル山上駅(11:01)-(12:01)六甲ガーデンテラス(12:41)-(13:35)六甲山-(15:05)かんぽの宿有馬
《山概略》
《六甲最高地点へ》 六甲ケーブルであっという間に六甲山上駅に到着し、意外だったのは目の前に道路があり、バスが止まっていたことである。車で上まで来られるなら、ケーブルの意味があるのだろうか。今回の六甲山ハイキングは、ほとんどが舗装道歩きだと言うことにそのとき知ることとなる。 まずはケーブル駅の展望台に上がり、神戸の町並みを一望するが、雲の多い天気で期待した眺望は霞んでいた。下に降りて駅前の道路を左に進んだ。しばらく歩道も無く、完全に人が歩くことは考えられていない道である。記念碑台前の交差点の所にガイドハウスがあり、そこに立ち寄る。六甲山ハイキングマップをそこで入手することができた。 ガイドハウスのすぐ近くの高台にはビジターセンターもある。その広場にはアーサー・ヘスケス・グルーム氏の胸像がある。明治初期に六甲山を開発した貿易商である。六甲山上に初めて別荘を作り、道路を整備し、植林し、ゴルフ場を作り、ハイキングは普及したという。 記念碑台交差点から東の方へ稜線歩きを始める。交差点の先をすぐ右に曲がる。道が緑に塗られている。その先で二俣に分かれ、道標によると、付近には様々な施設があることが分かる。右手の六甲全山縦走路と書かれた方へ進む。
舗装道歩きは続き、左手にゴルフ場が見えてくる。その先にみよし観音の像。64年に日東航空機が墜落した際に、乗客を救出中に亡くなったスチュワーデスを称えるものらしい。自分が生まれる前で、このとき初めて知った事故である。
道は石切道という階段の上りとなる。それを登りきると再び車道に出て、六甲ガーデンテラスというお洒落なレストラン街に入る。六甲山スイスフェアと言うことで、アルプスの少女ハイジのキャラクターがあちこちに使われている。そこで昼食を取ることになり、うどん屋でカツカレーうどんを食べた。うどんはハイジとは全く関係ないが、雑貨ショップでよくできたハイジのタオルを購入した。
六甲ガーデンテラスの先からようやく土の道となる。鉄塔が立つ六甲山中継所の脇を通り、眺めのよいテラスに出る。山は見えるが、神戸の町並みは見えないようだ。道なりに歩いて行くと車道に出る。極楽茶屋跡のあたりになるが、シャッターの下りた小屋があるので、それが極楽茶屋なのだろうか。跡という割には新しい小屋だ。 極楽茶屋跡からは車道に沿った道となる。しばらく歩くと、六甲最高峰と書かれた矢印が左を指し、車道を渡って左手の階段を登る。階段の道は舗装道をショートカットする感じで、何度か舗装道を横切りながら進む。そのまま舗装道を歩いたほうがアップダウンが無いので楽なのだが、道が狭く危険なので、山道を歩いた方が良いのだろう。
ようやく山道が車道から離れていくが、その山道も舗装道となり、その先に六甲山最高峰(931m)がある。六甲山山頂と書かないのは、何らかのこだわりがあるのだろうか。六甲山最高峰は、高尾山頂と違って、賑やかさはなく、ひっそりとしている。周りに茶屋の類も無い。広い最高峰で、眺めは良いのだろうが雲が多い。一等三角点があるが、なぜか地面に埋もれていて、数センチ出ているだけだ。(六甲山の標高は阪神淡路大震災で10cmほど隆起したらしい)
六甲山最高峰からは有馬温泉に針路を取る。距離は約4km。石畳の道を進むと、六甲山の北面を下る道となる。古道らしい道で、魚屋道と呼ぶそうだ。六甲最古のトンネル跡と言うのもある。明治の初めに大阪神戸間の鉄道が開通すると、有馬に向かうこの道が物資の輸送や湯治客で賑わったようだ。 つづらの下りが続き、有馬温泉の町並みが見えてくる。山道が車道に出合うあたりは地獄谷というところで、断層の割れ目から炭酸ガスが吹き出て虫や小鳥が大量死したことがあったようだ。 車道に出て、右の方へ進むと大きな建物が見えてくる。それが今夜のお宿のかんぽの宿である。山越えの客が多いためか、入口の所には足洗い場が用意されている。宿にチェックインし、宿の温泉に入る前に、有名な金の湯へ繰り出した。
Camera:CANON EOS 6D Mark II
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