神奈川県の山加入道山 2006 |
10年ほど前に訪れた丹沢の大室山へ再び訪れよと、日曜の早朝に車を走らせた。しかしふと思い出したことに、大室山は1年前に登っていたのである。今さら登る山を変えるのも悩むもとなので、今回は前回とは違うコースで歩くことにした。前回は西丹沢自然教室から、大室山のピストンであったが、今回は加入道山経由の周回コースを歩くことにした。この周回コースこそ、10年前と同じコースである。以上は車中で考えたこと。
いつも山へは土曜日に行くことが多いのだが、日曜日の朝は意外と道が空いている。高速を使うまでもなく、西丹沢まで快適に走行することができた。丹沢湖を越え、西丹沢の奥地へと進み、普段は西丹沢自然教室前の駐車場で車を止めるのだが、先の用木沢出合まで行ってみることにした。すると、狭い駐車スペースながら1台分空きがあったのでそこに車を止めた。 【用木沢出合】 用木沢出合の駐車スペース。5〜6台しか止められない。通常は、西丹沢自然教室の駐車場に止めることになる。用木沢出合まで25分の歩きとなる。 用木沢出合からは、まず犬越路を目指す。東海自然歩道のコースで、何度も歩いている。鉄橋を渡り、広い河原を歩く。川では釣りをやっている人がいる。水量もたいしたことないのだが何か釣れるのだろうか。 犬越路まで一気に登り、東海自然歩道の案内板があるテーブルで一休みする。犬越路は日だまりになっていて暖かい。すぐ近くの避難小屋は新しくなっていた。昨年の9月から12月にかけて建て替えが行われたようだ。 【尾根からの富士】 犬越路から大室山に向かう尾根からは左手に富士山がよく見える。昨年は全く見えなかったので、今回は運が良かった。 大室山の稜線が近くなると、徐々に足元の雪が増えてくる。アイゼンをつけるほどの雪ではない。稜線からは、右手の大室山へは行かずに左手の白石峠方面へ向かった。ここからは10年ぶりに歩く道である。その時は膝上まで雪に埋もれながら歩いた記憶がある。今回は固まった雪の上を楽に歩くことができる。 高架の木道を歩き、樹林帯の切れ目でまた富士山の眺めが良いところに出る。南アルプスだろうか、稜線に雪をかぶった山並みも見えた。 【加入道山頂上】 加入道山の稜線は雪が多く残っている。標高1418.4m。奥には富士山が見えている。 加入道山は、以前道志側から登ったことがある。その時も2月で、雪の残る季節であった。 加入道山の山頂から尾根を10分ほど下ると白石峠となり、左手に下っていく。途中、白石滝の案内板があり、振り向くと遠くに細く滝が落ちているのが見える。 【白石滝】 白石滝は大理石の滝とも呼ばれ、この滝の流域が大理石の産地であったことを物語っている。この付近はいろいろな変成鉱物が生じていることでも知られているそうだ。 白石沢にそって下っていくと林道に出る。林道から車止めのゲートを越えるとすぐに駐車スペースに到着する。 Camera:Panasonic DMC-FX9
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