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明神ヶ岳-神奈川県の山

明神ヶ岳-神奈川県の山

雨の中の箱根越え

雨の中の箱根越え

【道了尊の登山口】

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山行情報
日程 2016年8月27日(土)
山名(山域) 明神ヶ岳(箱根
入/下山地 道了尊/宮城野
メンバー 黒岩、山本、福島
行動時間 5時間12分
歩行
距離
登り
下り
歩数
9.3km 962m 779m 16,730歩
明神ヶ岳マップ

コース(タイム)

道了尊(08:55)-(10:12)見晴小屋-(11:26)明神水-(12:06)明神ヶ岳(12:35)-(13:03)鞍部-(14:07)宮城野

 《山概略》
 神奈川県の明神ヶ岳は箱根外輪山の一角をなしている。標高は1,169mで、山頂からは富士や丹沢、相模湾を眺めることができる。

 《アプローチ編》
 はじめに強羅の宿に泊まることが決まり、それでは近くの山へ登ろうと言うことで明神ヶ岳が決まった。道了尊から明神ヶ岳を越えると箱根の街で、強羅はその先にある。出発日前から当日の天気予報は悪かった。降水確率は40%と微妙なところだが、山だけだったら中止にしていたかもしれない。しかし宿には行かなければならないので、登山はすることになった。
 当日は小田原駅に8時集合。大雄山線で大雄山駅へ行き、バスに乗り換え道了尊へ行った。バス停は道了尊だが、そこには大雄山最乗寺という曹洞宗の古刹がある。


バスで登山口の道了尊まで
【バスで登山口の道了尊まで】
   最乗寺の森へ
【最乗寺の森へ】


 《明神ヶ岳へ》
 伊豆箱根バスを道了尊で下車し、目の前の最乗寺へ向かう。灯籠の間を通り、正面に階段があるが、その左にある橋を渡る。杉の巨木が立ち並ぶ境内を道なりに進み、階段を登る。ひと登りすると明神ヶ岳への指導標が現れ、山道となる。地蔵群の前を通過し、杉植林の中を通り、防火水の赤いドラム缶を見送る。林道を横切り、植林帯の登りは続く。

杉の植林帯へ
【杉の植林帯へ】
   見晴小屋で雨が降り出す
【見晴小屋で雨が降り出す】

 再び林道に出て左に回り込んで道は続く。樹林帯の眺めのない道が続き、歩きはじめから1時間あまりで見晴小屋の前に出る。曇っているので見晴らしは無かった。ここに来て雨がぱらぱらと降り出した。すでに休んでいた二人組のハイカーは撤収するようで、登らずに降りていった。我々は、山の向こうにある強羅の宿に向かって進むしかない。雨具を身につけ、カメラはザックの中に入れて歩き続けた。
 登るにつれて雨は強くなってくるようで、ただ黙々と歩くのみである。神名水、明神水と水場を確認することなく、指導標だけを見て現在位置を確認する。見晴小屋から90分ほど歩いてようやく稜線に出ることができる。稜線を少し右の方へ行くと、広場に明神ヶ岳の道標がある。三角点のある山頂はまだ先だが、皆のモチベーションが下がっているので、ここを山頂とした。

山頂はガスの中
【山頂はガスの中】
   明星ヶ岳方面へ
【明星ヶ岳方面へ】

 山頂にはベンチがあり、雨がぱらつく中、ここで昼食休憩を取った。休んでいる間にも、この雨の中稜線を歩いてくる人は少なくない。ある程度予想された天気であるはずなので、よほどの物好きなのだろう。我々は早々に休憩を切り上げ宮城野方面へ降りるべく、出発した。
 稜線を明星ヶ岳方面へ歩く。もはや登りはないので楽である。本来眺めの良い稜線もガスに覆われ眺望は何もない。道脇には雨に誘われてか、ガマガエルの姿をよく見かけた。踏みつぶさないように気をつけて歩かなければならない。

秋の七草、オミナエシ
【秋の七草、オミナエシ】
   雨はいよいよ強くなる
【雨はいよいよ強くなる】

 今回は明神ヶ岳は寄らずに、その手前の下山道に降りていった。別荘地まで下り、そこからは舗装道だが、下りは続く。最後の方は石垣に沿った狭い道で、そこを通り抜けると、宮城野の集落に出る。
 集落の個人商店の軒先で雨宿りしていると、ここからはタクシーで強羅まで行くことになった。店の人にタクシーを呼んでいただき、山歩きはここで終了。タクシーで強羅の宿へ向かった。宮城野から強羅へは再び登らなければならないので、タクシーでかなり楽をさせてもらった。

付近の山 明星ヶ岳(2001.1.13)、金時山(2014.4.12)、箱根山(2000.1.29)

宿泊情報
 
箱根強羅山荘★★★
場所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅 1300-218
(TEL:0460-82-2201)
料金:8,000円
Camera:CANON EOS 6D

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