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大文字山-京都府の山 大文字山-京都府の山 大文字から京都市街を一望 大文字から京都市街を一望 【火床から市街を一望】
コース(タイム)蹴上駅(06:40)-(07:03)神明山-(08:04)大文字山(08:10)-大文字火床-(09:10)銀閣寺前BT
《山概略》
蹴上トンネルは歩行者専用のトンネルで、中の煉瓦をよく見ると斜めに積み上がっている不思議なトンネルだ。あとで調べてみると、このトンネルは「ねじりまんぽ」と言うらしい。トンネルの耐久性を持たすためにねじるように煉瓦を積み上げているらしい。ついでに、トンネルの上はインクラインが走っている。インクラインは、船を乗せた台車が進むためのレールで、標高差が有る場所を船を通すための設備と言うことだ。明治から昭和にかけて利用され、現在は国の史跡となっている。 トンネルをくぐって右の方へ進み、インクラインを横断する。意外とレール幅が広いが、複線となったレールの間隔はやけに狭いのが気になった。インクラインに沿って進むがすぐに左手の大神宮橋を渡る。ここでのインクラインは水路になっているようだ。橋を渡ってしばらく階段を登っていく。道が分かれるが、日向大神宮の方へ向かっていけばよい。
日向大神宮の境内のような所に出る。左の階段が神社の本殿に通じているようだが、直進して林道のような道に進んだ。ここまで歩いてきた道は京都一周トレイルのコースにもなっているようで、要所要所に指導標がある。普通のハイキング用のマップの類はないので、しばらくトレイルコースに従って進んで行く。 道はやがて山道となり、先ほどまで降っていた雨で滑りやすくなっている。ぬかるんだ急坂を、慎重に登った。このあと飛行機で帰るので、滑りこけて衣服を汚すことがあってはならない。
ドロドロの坂を上っていくと、ようやく日が昇ってきて、右手に太陽が見えてくる。東京より20分ほど遅い日の出だろうか、この日は天気が回復して晴れの予報だ。道は何度も分岐が現れ迷いやすいが、トレイル道の案内に従って進んだ。 林道を横切るあたりでトレイル道と分かれ、大文字山三角点の方へ進む。このあたりから道が綺麗になり、歩きやすくなる。やがて大文字山の山頂(465m)に到着する。 山頂には二等三角点があるものの、山頂の標柱がない。向こうから歩いてきた地元の人に聞くと、あそこにある、と空を指さした。よく見ると、木の上の方(5mくらい)に、大文字山三角点466mとかかれた板がぶら下がっていた。言われなければ誰も気づかないだろう。
大文字山頂上からは京都市街を一望できる。しかし、その眺望は大の字の所で満喫しようと、早々にその場所へ向かった。歩きやすい稜線を下りながら進んでいくと、斜面を切り開いて烽火台を作った場所に出る。どのように大の字になるのかは分からないが、火が付けられるのであろうカマドのようなものが急斜面にいくつもあった。 その大の字の上からは一面に京都の町が広がっている。8月16日は何百万という人々がこちらを見ているのだろう。京都タワーはかなり左の方に見えるが、そこからも見えるのだろう。
大文字の火床の所から降りていく。急斜面だがしっかりとモルタルの階段ができている。途中のテラスに弘法大師の祠がある。下から登ってきたおばさん二人が、その祠の前でお参りをしていた。 大の字からの下り道は、綺麗に整備されている。階段を下り、お地蔵さんの前を通過し、沢沿いの道に出る。道なりに下っていくと住宅地に出て、そのまま進むと銀閣寺の前に出る。ちょうど9時の開門時間で、多くの人がその銀閣寺の中へ吸い込まれていく。その流れに逆らうように銀閣から離れ、バス通りへ向かった。 哲学の道の入口の先にバス停があり、今回のコースのゴールとなる。京都駅行きのバスに乗り、京都駅から大阪空港へ行き、フライト時間まで千里川土手で撮影し、横浜へ帰った。 Camera:CANON EOS 80D
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