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阿蘇・高岳−日本百名山 阿蘇・高岳−日本百名山 火の国阿蘇を再訪... 火の国阿蘇を再訪... 【噴煙を上げる阿蘇火口】
コース(タイム)仙酔峡(9:15)−(10:45)高岳−(11:06)中岳−(12:06)仙酔峡
《山概略》 【高岳登山口】 仙酔峡の登山口は観光地らしくトイレや売店が完備されている。登山口では山野草の販売が行われていた。 《高岳へ》 登山口の駐車場が整備されているのはロープウエイがあるためだ。それを利用すると一気に火口壁近くまで行くことができる。コースガイドでは下山時にロープウエイを利用するものが多いが、今回は上り下りとも歩くことにした。 駐車場からは鷲ヶ峰の荒々しい岩峰が見えている。目指す高岳は鷲ヶ峰の右の方にある緩やかな部分だ。高岳に向かって岩尾根が伸びているのが分かる。階段を上ると広場に出る。尾根の入り口は左の方にあるので、そちらに進むと少し下って水量の少ない沢を横切る。 仙酔尾根に取り付くまでの山肌は遊歩道が整備され、多くのミヤマキリシマがある。ところどころでピンク色の花を咲かせていて、気の早い観光客がのんびりと遊歩道を歩いて散策している。花が満開になるのはあと2週間ほど先になりそうだ。 【仙酔尾根から振り返る】 阿蘇山には樹林帯がないので終始眺めが良い。ある程度尾根を登って振り返ると駐車場が小さく見える。その奥には仏舎利塔も見える。 尾根の左上方にそびえる岩峰は鷲ヶ峰で、昔からクライマーに人気があったそうだ。仙酔尾根にはいくつか慰霊碑があった。 仙酔尾根を登っているとしばしば岩の上に出るが、道はその岩を巻いていることが多く、岩の上から道を確認し、岩を降りて道に復帰することになる。 【溶岩の登りが続く】 高岳直下は草木はなくなり、溶けたものがいかにも固まったような溶岩石の急坂となる。 仙酔尾根を登りつめ、稜線に出ると360度の眺望が広がる。目の前には黒い荒れ地が広がり、260mほど先に山小屋が見える。登山道からかなり離れたところにあるが、廃屋となって使用できないようだ。 道は左右に分かれ、左に行くと根子岳(1433m)、右が今回の周遊コースで高岳と中岳を経由することになる。
火星のような赤黒い砂礫の稜線を歩いて行くと、阿蘇山最高峰の高岳(1592.4m)に到着する。ここからは中岳が影になって火口は見えないので、数枚写真を撮るだけで先に進む。 若干の登り返しがあるものの、中岳まではすぐである。中岳は砂千里からの道と合流し、登山者が多くなる。フランス語を喋る団体が登ってきたが、皆きちんとした登山スタイルだ。 中岳頂上(1506m)からは火口の底は見えないものの、噴煙を上げる火口壁を見渡すことができる。見応えのある眺めである。 【火口に接近】 火口に沿って道が続いているのが分かる。火口に近いところは舗装された遊歩道となっていて、ロープウエイを利用した観光客はそこまで行くことができる。烏帽子岳と杵島岳が見える。 中岳を下っていくと、第一次規制の立ち入り禁止区域に入る。この時期は規制は行われていない。赤く荒れた火口壁を下っていくと舗装された遊歩道になる。ここからが火口に一番近く、火口の底も見えるようになる。 そのまま遊歩道を歩いて行くと、ロープウエイの火口東駅がある。駅舎の中は売店もなく閑散としている。利用するつもりはなかったが料金を確認すると片道750円だった。駅舎の出口には阿蘇の火の神の聖域に入るための清めの塩が盛られていた。下山道は火口東駅の右側にロープウエイと平行して遊歩道が続いている。 【下山道】 舗装された道がしばらく続く。ところどころにシェルターがある。中学生の団体が登ってきて挨拶の嵐が続いた。 ロープウエイに沿った下山道では、火山に注意するアナウンスが英語・韓国語・中国語でひっきりなしに流れていた。連休谷間の平日のためか、登ってくる観光客は案外少ない。駐車場には12時過ぎに帰着した。この日は引き続き、宮崎県の大崩山も訪れるつもりだったので休む間もなくすぐに車を走らせた。 仙酔峡のミヤマキリシマのピークは五月中旬、ライブカメラで公開されているので状況を確認できる。 http://www.webtv-aso.net/lv/camera05.html
Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2
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