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於茂登岳-沖縄県の山 於茂登岳-沖縄県の山 国内最果ての山で大海を望む 国内最果ての山で大海を望む 【亜熱帯の原生林を歩く】
コース(タイム)登山口(10:30)-(11:43)於茂登岳-(12:50)登山口
《山概略》
《於茂登岳へ》 駐車スペースから歩き始めるも、いきなり道を見失ってしまう。黒いパイプに沿っていくと間違いで、左手の方が正しい道のようだった。強引に密林をかき分けて左の方へ進むと、はっきりとした道に出ることができた。 ちゃんとした道に出ると、あとは道なりに歩くだけで安心である。本土とは違う植生に関心しながら進んでいく。東京では肌寒い時期に入っていたが、ここはまだ半袖で十分だ。湿度は高いようだが暑いと言うことはない。
道にはあまり道標の類はない。しばらく歩くと酒の供えられた石碑があり、大御岳ぬ清水と書かれている。その左手に沢があり、丸太が渡されているので、それを渡る。 登山道はところどころコンクリートで固めた跡があるが、最近は整備されていないようだ。於茂登岳のコースはここしかないので、山頂の電波施設の関係者もここを歩かなければならないはずだ。
原生林の中ではセミだろうか、木の上でやかましく鳴く声が聞こえる。何種類かの蝶も舞っている。涸れ沢のガレ場を一度左に移動する場所があり、赤テープが頼りになる。渡ると山水会の道標があり、矢印の方へ進む。 階段状の坂を登っていくと、左手に巨木が立っている。幹のこぶが年期を感じさせるが、ガイドブックによると樹齢100年のイタジイの木だそうだ。巨木の少し先に5合目のプレートがあるが、過小評価だろう。続いて朽ちた道標があり、かろうじて「頂上まで約25分」が読み取れる。 原生林の切れ目の谷間から下界を見渡すことができ、海も見えている。右手に見えるピークは於茂登岳だろうか。
藪のようなところから抜け出ると、急に幅広の道に出て空が広がる。そこを少し登るとドームのアンテナ施設がある。近づいてみると気象レーダー観測所だった。山頂はここではなく、少し戻って左手に藪への入り口があり、その先である。 藪の先に頂上とダム展望の分岐があり、左手の頂上へ進む。アマチュア無線用のレピータ施設の前を通り、コンクリートの建物を左に回り込むと於茂登岳の山頂(525.8m)で、草に覆われた三等三角点がある。山頂は見通しが良く、360度の展望が広がる。台風が去ったばかりで雲が多い。島を取り囲む珊瑚礁に白く波立つ様子が見える。 風が強いため山頂では休まずに、早々に下ることにした。ルートは一本しかないので来た道を戻ることになる。往復で2時間強の半日登山だった。
Camera:CANON PowerShot S100
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