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鬼岳-長崎県の山 鬼岳-長崎県の山 気持ちの良い草原の山を歩く 気持ちの良い草原の山を歩く 【全山草原の鬼岳】
コース(タイム)鬼岳駐車場(10:53)-(11:17)鬼岳-(11:35)鬼岳駐車場
《山概略》
《鬼岳へ》 車を降りて持って行くのはカメラだけである。今回は登山というより草原の散歩である。トイレのある建物の脇を通るとすぐに草原の斜面で、階段があるのでそこを登っていく。少し登ると、先にあずま屋が見えてくるが、そこへは寄らずに、左手の高い方へと向かっていく。 階段は終わり、草原の上を歩いて行くが、とくに道はなく、まっすぐに高みへと進んでいく。外人の観光客だろうか、数人とすれ違うが、回りにはそれほど人はいない。山を半分ほど登ると草が伸びてきて、それを刈ったような道らしきものが現れる。一段高いところまで上がると景色も良くなってくる。回りには木が一本も生えていないので、見通しは抜群である。
道は細く稜線らしくなる。右手の反対側まで稜線が続いているようだが、どこが山頂かよく分からない。とにかく山頂の道標が出てくるまで歩くことにした。稜線上はヒョウモンやジャノメなどの蝶が良く舞っている。 火口壁の反対側まで歩く覚悟をしていたが、鬼岳山頂と書かれた道標は思ったより近くに立てられていた。標高は315mでその道標も半ば草地に埋もれている。山頂からは東の眺望が開け、福江の町並みや色とりどりの田畑、同じ火山帯の火ノ岳、臼岳、箕岳、そして島を取り囲む海に浮かぶ島々を見渡すことができる。
山頂からは来た道を戻る。同じ道ではあるが、景色は全く異なり、下りの方が視界が広がる。左手には空港の滑走路が平行して続いている。乗ってきたプロペラ機はもう飛んでいったのか、飛行機が離発着する気配はない。正面には福江港が見える。長崎からのジェットフォイルは、その港から出ており、明日はそれを利用することになる。 あずま屋の近くまで降り、そこから天文台へ向かった。天文台は昼間は閉じられていて、18時から22時まで開館するようだ。事前に電話連絡が必要なようで、利用者が来ない日は空けないのだろう。この日は天気も良いので星空が期待できるのだが、レンタカーは今日のうちに返してしまうので、夜ここに来る交通手段がないのが残念だ。(鬼岳天文台は九州でも有数の口径60センチメートルのニュートン式反射望遠鏡を備え、星座のビデオ放映も行っているようだ)
この日は汗ばむ日差しと湿気で、たいした歩きではなかったが汗だくになった。駐車場の車に乗り込み、エアコンを付けると生き返る。わずか45分の行動だったが、なかなか珍しい山であった。残りの時間は島をぐるりと一周し、日本の西の果てである五島を満喫するドライブへと出かけた。
Camera:CANON EOS 6D
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