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日本二百名山

茅ケ岳


深田久弥終焉の地
日程 2004年12月25日(土)
山名 茅ケ岳
山域 山梨県
入/下山地 深田公園入口
メンバー 単独行


横浜(4:45)=韮崎IC(8:11)=深田公園P(8:37)−(9:57)茅ケ岳(10:24)−深田久弥終焉の地(10:34)−(10:55)女岩−(11:34)深田公園=(12:04)百楽泉(12:40)=相模湖IC(13:51)=(15:45)横浜

 茅ヶ岳と言えば、『日本百名山』作家の深田久弥終焉の地として知られている。日本百名山を踏破した者が最後に詣でる場所としても、位置づけられているようだ。自分自身が今いくつの日本百名山を登ったかはあまり気にしていないが、この稿を書くにあたって数えてみると、87であった。優勝候補の力士ではないが、残り5くらいになると百名山達成を意識するようになるだろう。
 茅ヶ岳はまた日本二百名山でもあり山梨百名山でもある。いろいろと肩書きの多い山だ。最近はどの山へ行くか悩むことも多いが、これらのリストの中から、自宅から近いものを選んで行くことが多い。

 夜も明け切れぬ、午前五時前に出発。高速を使わない設定でカーナビの目的地を深田公園あたりにセットしたら、246号から御殿場経由で山中湖へ向かった。途中睡魔に襲われ、山中湖の駐車場で仮眠を取った。再び車を走らせ、河口湖経由で甲府へ。甲府昭和ICから韮崎ICまでのひと区間だけ高速を使う。

【深田公園駐車場】

 60台収容可能。深田詣でのための大型バスも駐車可能!?


 韮崎ICを出て、右折して北上すると深田公園の駐車場は意外と近かった。公園の駐車場と聞くとアスファルトの綺麗なものを予想するが、単なる空き地で、案内板がなければそのまま通り過ぎるところであった。60台収容可能な駐車場には奥の方に3台だけ停まっていた。
 登山口は駐車場の奥の方にある。真っ直ぐ行くと深田公園だが、茅ヶ岳は途中右折することになる。分岐のところには仮設トイレがある。深田公園へは降りてから訪れることにし、茅ヶ岳を目指す。

【尾根の登り】

 大きな岩が半ば地面に埋まっている。なかなか急な登りが続く。


 車一台通れる幅の林道を歩き、一度アスファルトの車道を横切る。道は尾根登りとなり、ひたすら登る。途中左手が千本桜の道標がある。春には山桜が咲くのだろうか。左の道には立ち寄らず、真っ直ぐ進む。登山口から1時間20分ほど歩き、そろそろ深田久弥終焉の地に着くはずだと思いながら登っていたが、山頂に着いてしまった。
 山頂で地図をよく見ると、どうやら思っていたルートは尾根ルートではなく、谷のルートになっていた。尾根ルートは、地図上では登山道にはなっていない。どこでどう間違ったのだろうか。途中、谷と尾根の分岐らしい分岐は気が付かなかった。また、山頂には誰もいなかった。登っているときも誰とも会うことはなかった。駐車場ですでに停まっていた車は正しいコースで登ってきたのかも知れない。

【山頂からのパノラマ】

 周りの低木のため、転がっている岩の上に立たないと、山並みはうまく撮影できない。


 茅ヶ岳山頂からの眺めは素晴らしく、登ってきて正面に八ヶ岳、左に目を転じると、南アルプスや鳳凰三山の山並み。右には奥秩父の山塊、とりわけ金峰山の五丈岩がよく見える。富士山はもやで見えなかった。  下山道は2本に別れていた。登ってきた「尾根道経由深田公園」コースと「女岩経由深田公園」コースである。本来登ってくるはずだった後者のコースで下ることにした。
【深田久弥終焉の地】

 ちょうど後ろには日本百名山の金峰山が見えている。


 下り初めてから10分ほどで、深田久弥終焉の地はあった。ほとんどお墓状態で、墓碑とともに線香の焚かれた跡がある。そしてなぜか賽銭の硬貨も供えられている。ちょうど北東の方向の眺めがよく、日本百名山の金峰山が墓碑の背にそびえている。
【女岩】

 水場もここにある


 深田久弥終焉の地を後にし、20分ほど下ると女岩に出る。厳つい岩場で落石注意の看板もあり、女岩と言うより男岩といった方が良いようなところだ。その今にも落石が来そうなところが水場となっている。といに伝わってちょろちょろと水が流れている。  下りは登りほど急ではなく、登りもこちらのコースの方が楽のような気がする。ようやく登山者ともすれ違うようになり、20名の大パーティーをやり過ごすこともあった。深田詣での一行だろうか。  アスファルトの林道と交差するところまで出たが、どうやら登ってきたときと同じ場面だ。どこに谷と尾根コースの分岐があったのだろうか、不思議だ。  駐車場に戻ると、車のワイパーにビラが挟まっていた。穂坂駐在所のビラで車上盗難注意を促す物だった。そう言えば、以前別の仲間も茅ヶ岳の駐車場でビラを見たというようなことを言っていた。
 温泉は、双葉町の百楽泉に向かった。ガイドブックや地図には載っていないがカーナビに表示されていた。しかし、カーナビではその場所まで案内すること困難であった。付近の道が複雑な農道だからだろう。回り道しながらようやく到着した。

【百楽泉】

 以前にも一度来たことがある。道がわかりにくい。
http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~nounoeki/sisetu/03hyaku.html


温泉情報
百楽泉★★★
山梨県北巨摩郡双葉町宇津谷1715-1(TEL:0551-28-6000)
泉質:アルカリ性単純泉,泉温:31.0度
料金:町外600円・時間:10:00〜20:00
休館:火曜日(祝日の場合は翌日),年末年始
Camera:SONY DSC-U30

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