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尾鈴山-日本二百名山 尾鈴山-日本二百名山 眺望無く、森を楽しむ九州の山 眺望無く、森を楽しむ九州の山 【稜線はシャクナゲが咲く】
コース(タイム)正面登山口(6:36)ー(8:00)尾鈴山ー長崎尾ー(10:39)正面登山口
《山概略》
橋を渡ると林道はもはや車が通れないほどに荒れている。すぐに登山道入口があり、左手の斜面に取り付く階段が見える。山頂まで1時間30分と書かれているので意外と楽な山だ。 原生林のなかの階段を登り始めると、間もなく1合目の道標がある。すでに標高は800mだが、ここでは標高は関係なく、山頂まで等間隔で道標が出現するようだ。1合あたり10分程度だろう。 樹林帯はひたすら続き、眺望は一切現れない中を黙々と歩き続ける。7合目を過ぎたあたりからモミやツガ、ブナの木が見られるようになり、8合目過ぎからツツジの花が色鮮やかに目を引くようになる。尾鈴山ではウラジロミツバツツジやアケボノツツジが咲いているようだが区別がつかない。
9合目を越えると低木が増え、青空が見えるようになる。展望所というところで初めて周りの山々が見えるようになる。天気は良いのだが霞んでいてあまり遠くまでは見渡すことができない。眺望があるのはここが最初で最後である。 展望所の先に尾鈴神社の鳥居があり、それをくぐると小さな苔むした祠がある。軽く拝礼し、先に進むとケルンのある尾鈴山山頂(1405.2m)である。一等三角点があるが樹林に囲まれ眺望はない。
山頂で少し休み、奥へと進む。このあたり道標はなく、道も不明瞭だが何となく進んでいくと、木々にビニールテープが結ばれ道のようになっている。それに沿って行けばいいのだろう。地図では右手に万吉山へ行く道があるようだが、このビニールテープで行かれないようにしているのかもしれない。 稜線は緩やかなアップダウンが続き、シャクナゲの花もところどころで咲いている。眺望がない分、花を楽しみながら歩く。途中タヌキのような動物が目の前を横切っていった。九州には熊はいないことになっているので、不意の動物の出現に緊張する必要はない。
ケルンのあるピークに到着する。長崎尾(1373.6m)である。ここには三等三角点。黒い木が周りを取り囲んでいる。ここを通過し、下って少し登り返すと駐車場への分岐がある。指導標の柱に温度計があり、16度を示していた。山歩きには最も適した温度だ。このあたりはシャクナゲ千本林と言うようだが、シャクナゲの花はちらほら見かける程度だ。
駐車場に向かって尾根の下りが続く。ここまで人と会うことはなかったが、この下りでは多くの登山者とすれ違うことになる。自分と逆のコースなのだが、この尾根の方が緩やかで登りやすいということだ。 尾根道を下っていくと、一度林道に出る。真新しい林道で、この林道を少し左に進むと、右手に大きな石が二つ置かれたところがあり、そこから山道の下りが続く。林道をショートカットする道で、そこを下るとちょっとした広場があり、多くの車が駐められている。ここに駐車場があるのはここに来て初めて知った。できたばかりなのだろうか。駐車場を通り抜けると、再び林道に出るので、林道を歩いて下っていくと自分が駐めた駐車スペースにたどり着く。ここにも多くの車が縦列駐車していた。
下山後の温泉は、道の駅近くにある日向サンパークのお舟出の湯へ。JAF会員証で100円引きとなった。
Camera:CANON PowerShot S100
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