| |||||||||
日本三百名山南木曽岳 |
蘭キャンプ場(7:03)−(12:18)南木曽岳−(16:00)蘭キャンプ場 【桃介橋と南木曽岳】一見雪がなさそうな山であるが、山頂にかけて深いところは1mを越える積雪である 南木曽岳は妻籠宿で知られる南木曽町の木曽三岳の一つである。山頂附近の展望台からは、中央アルプスや、南アルプス、恵那山、御岳など、360度の眺望が開ける。 2月の祝日に年休を加えて4連休とし、中央アルプスの宝剣岳を訪れた(途中敗退)。そして、南木曽町へ移動し妻籠宿へ一泊。朝から妻籠の町並みを見学し、仲間との合流場所である蘭キャンプ場へ向かった。その夜は宴会を行い、2月14日の朝を迎えた。 ◆南木曽山麓蘭キャンプ場 所在地:南木曽町蘭 交通 :南木曽駅下車、バス停尾越下車、徒歩30分 連絡先:0264-58-2215(管理人室)、2356(自宅)、2446(FAX兼用) 設備 :バンガロー10人用(9棟)、5人用(30棟)、キャビン 1棟 オートキャンプ 38サイト(電源込み)、シャワー室、共同炊事場、 水道、トイレ完備、テント、毛布、薪、炊事用具、照明など ■南木曾登山編 まだ夜も明け切れぬ6時ちょっと前に電気が点灯し、起床を呼びかける者がいる。昨夜は結構飲んでいて、登山参加が危ぶまれたINさんだ。俄然張り切っている。みんないっせいに起き出し、朝食の準備となる。昨日の鍋の残りに餅とラーメンをぶち込んだものが朝食となった。 【バンガロー前で記念撮影】 ひさしの雪が今にも落ちてきそう!? 7時にバンガロー前に集まり、記念撮影。帰宅組と別れ、残りの10人が南木曾岳山頂を目指す。避難小屋のある登山口までの林道の積雪はたいしたことがなく、コースタイムの30分ほどで到着。ここで入山届けを記入する。前日の記録によると、入山した2人の登山者は雪のため山頂に至らずに敗退したと記されている。 いよいよ登山道に分け入り、前日のトレースに沿って歩いていく。この辺り一帯は南木曾山麓自然探勝園で、天然の木曽五木(ヒノキ,サワラ,アスナロ,ネズコ,コウヤマキ)やスギ,栂などが林立している。砂防ダムを越え、鹿よけの柵を回り込んでいく。
かぶと岩の看板に到達するが、一面の雪のためどれがその岩かわからない。(かぶと岩とは、かぶとのように鋭く空につきたった形からこの名が付いたといわれ、南木曽岳は花崗岩類の地質で浸食の進みやすい状況の山でありこのような巨石が各所に見られるという) 山頂が近くなり、最後のラッセルをINさんに代わったら、実はまだ山頂は先だった。再び若者代表のTさんが先頭に立ち、今度こそ山頂手前というところで、最年長のOZさんにこの雪初登攀のトップを譲る。3時間の悪戦苦闘のラッセルでようやく全員が1676mの山頂に到着。本来キャンプ場から2時間のコースではあるが5時間以上かかっている。 【南木曽岳山頂】 山頂は藪の中のため、眺望は全くない。さらに先に進むと眺望の良いところがあるというので、記念撮影だけして、再びラッセルの進撃が始まる。 【展望台】 30分ほど歩くと、みるみる眺望が開けてくる。目の前に中央アルプス、左の方には御岳、そして恵那山も見える。しかしそんな眺望よりもまずは腹ごしらえである。ここまでの重労働で腹が空き、もう一歩も歩けそうにない。KOさんやISさんらの食料まで頂戴しなんとか体力が蘇る。 【展望台からのパノラマ】 じっと休憩していると徐々に寒さが身にしみてくる。気温はマイナス10度であったが、動いているうちはほとんど寒さを感じていなかった。下りは来た道を戻る。結局、この日は我々以外の登山者と会うことはなかった。 バンガローに帰り着き、撤収を行う。思ったより時間がかかったので、温泉には入らずに皆すぐに帰ることになる。 ◆記録(2/14) 7:03 キャンプ場出発 7:38 登山口 下山道分岐(左に進む) 8:56 喉ノ滝跡? 9:15 トレース終了 鎖場やハシゴのつけられた道 11:49 カブト岩(約10分) 12:18 南木曽岳山頂1676 12:57 見晴台 13:50 下山開始 ◆参考 南木曽町ホームページ http://www.nagiso-town.ne.jp/ ENDCamera:CANON Power Shot A5 |
| |
ホームに戻る | |