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徳本峠 徳本峠 霞沢岳目指すも雨で撤退 霞沢岳目指すも雨で撤退 【徳本峠のテン場】
コース(タイム)上高地(6:18)-明神-(10:09)徳本峠(8:10)-(9:40)明神橋-(11:30)上高地
《山概略》
沢渡大橋駐車場で迎えた朝はなんとか雨は上がり、薄日も差していた。トイレに行くついでにバス乗り場の方へ偵察に行くと、すでにバスは乗客を乗せ始めていた。一番バスは朝4時40分に出ているようだ。以前は6時を過ぎないと出てなかったと思ったが気のせいだろうか。すっかり出遅れてしまい、5時過ぎにバスに乗り、上高地へ着いたのは6時過ぎだった。 上高地は雨が降っていた。バスセンターの屋根の下では多くの登山者が雨具に着替えている。我々も雨具に身を包み出発準備をした。
バスセンターから梓川沿いに河童橋の方へ進んだ。雨にもかかわらず周りでは多くの登山者や観光客が歩いている。河童橋で写真を撮り、そのまま小梨平のキャンプ場を通り抜けた。キャンプ場は固定テントがいくつも建ち並び、キャンプシーズンに備えていた。 横尾に続く遊歩道を三人で歩くが、後ろから来る登山者から次々に追い抜かれる。皆ずいぶん急いでいる。1時間足らずで明神館の前に到着した。小屋の前にはいくつもベンチがあるのでそこで休憩した。
明神館前を少し歩くと徳本峠への分岐がある。徳本峠に続く道は樹林帯の一本道で幅2mほど有り、綺麗に整備されているようだ。こちらの道はほとんど人が歩いていない。しばらく平坦な道が続くが徐々に勾配が出てくる。細い沢を何度も徒渉するが、峠に近い沢は水場になるのだろうか。
道にはほとんど道標が無かったが、徳本峠まで0.8kmでようやく現れる。もう一息である。今回は荷物を15kg以上担いでいるので残りの距離は気になるところだ。次の道標は峠まで0.2kmのところで、ここは霞沢岳との分岐になっている。霞沢岳までは4.3kmだ。 小屋のある峠に到着すると、そこがテン場だった。あまり広い土地ではなくテントはひとつだけ張られていた。後から到着した仲間と共に平らな場所を選んでテントを張った。この日はテント場がいっぱいになるらしく、張る場所は小屋の人の指示に従わなければならない。しかし、まだ張る場所は多いので、こちらの希望が通った。
すでに雨は上がり、夕食の調理はテントの外ででき、展望台(徒歩45秒)からは明神岳も見ることができた。明日の天気を期待して早めに就寝したが、夜明け前から強い風と共に雨が降り出し、明るくなってもやむ気配はなかった。ニュースでは名古屋地方の大雨の警戒を報道していた。もはやこの日の好天は期待できず、眺望が取り柄の長い稜線を歩く意味もないので下山することを決定した。 朝食を取り、山頂のご褒美のスイーツも平らげ、雨具に身を包み下山した。上高地が初めてだという仲間のために明神池や散策路を歩いてバスセンターに戻った。 温泉は竜島温泉せせらぎの湯に入り、食堂で山賊焼定食を頂いた。週末限定の特別メニューだそうだ。上りの中央自動車道は笹子トンネルの手前から渋滞し、都留ICで降りて秋山経由で橋本駅へ解散。
Camera:CANON PowerShot S100
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