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中華圏放浪シリーズ

台湾2007

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 【11月4日】
 台湾三日目は台北市内を練り歩くことにした。当初は前回敗退している七星山へ行くつもりだったが、天気が悪いため中止にしている。まずはMRTで市政府駅まで行き、南の方へ歩いた。目指すは台北101である。前回台北へ来たときは建物はほぼ完成していたものの、まだ開業していなかった。今回は朝早いので、展望台が空いている時間ではない。どうせ天気が悪いので、下から写真だけでも撮るつもりだった。
 新光三越の前を歩く。まだ開店までは時間があるので人は殆どいない。三越は四館のビルで構成され、巨大なショッピングスポットとなっている。
photo 192*128 【新光三越の整理番号】

 デパートの周囲を取り囲む通路のタイル一枚一枚に番号がふられている。開店前の行列はこの番号で並ぶようだ。自分が何番目に並んでいるのか一目瞭然なので便利だ。このときは誰も並んでいなかったが、1番の所まで来ると、本日のお買い得品(?)であるナイキの子供向けジャンパーが限定200着で販売されるようだ。

photo 192*128 【自由の女神】

 New York New Yorkという若者向けショッピングモールの近くに自由の女神が立っている。日本にも自由の女神はいたっけ。

 台北101の下に到着。あたり前だが見上げるような高さである。本来なら上から眺めるところだが、まだ開いていないし、料金も高いので、下から見上げるだけで満足する。この巨大なビルにはホテルが入っていないのが珍しい。たいていの高層ビルは少なくとも上の方はホテルになっているはずだ。
photo 192*128 【台北101】

 とにかくでかい。かなり離れて撮っても28mmで入りきれなかった。101階建てだから台北101。高さ508mで2005年の開業当時は世界一の超高層建築だった。施工は熊谷組が絡んでいるようだ。

 MRTに乗り、故宮博物院に向かうことにする。士林駅で降りると、駅前のバス乗り場にちょうど博物院行きのバスが止まっていたのでそれに乗り込む。乗客は8人ほどだが半分は日本人だった。
photo 192*128 【故宮博物院】

 故宮博物院は今年数年にわたる改装工事が終わり、リニューアルオープンしたばかりだ。館内の見学者は外国人が、とりわけ日本人が多く日本の博物館に来ているような感覚だ。

 博物館の見学を終えバス停に移動。来たときと同じMRT駅まで行くのだが、行きのバスは料金後払いだったのに、帰りのバスは先払いであった。台北のバスは両替をしてくれないので、小銭を持っていなければ乗ることはできない。もっとも地元の人は交通カードで乗り降りしているので現金は不要である。
 士林駅からMRTの終着駅である淡水へ行った。淡水も観光地であり水辺の夕日が美しいことで有名である。淡水駅前からバスに乗り紅毛城の近くで降りた。

photo 192*128 【紅毛城は改装中】

 淡水といえば紅毛城。1629年にスペイン人によって建てられたサン・ドミンゴ城である。赤煉瓦作りの四角い城で小高い場所に建っている。が、しかし訪れた日は改装中で入場できず。同じように門前払いを食らった台湾人観光客はすごい剣幕で怒っていた。
 堅く閉められた門には日本語でも説明書きがあった。


 紅毛城が見学できないとなると、淡水で他に見所がわからない。MRT駅まで歩いて戻ることにした。中山路を渡って、海沿い出ると遊歩道が続いている。海の向こうには島が見えるが、島ではなく台北本土そのものだった。海は淡水河で、MRTはこの河を渡ってきたのだろうか(後で調べると渡っていなかった)。
photo 192*128 photo 192*128
【淡水のレストラン】
【淡水の風景】

 海沿いの遊歩道は環河道路と言い、若い観光客が多い。露店や屋台も多い。環河道路から一本中に入った道は中正路で、商店街になっている。こちらも多くの人でごった返している。淡水土産の定番と言われている阿婆鐵蛋という食べ物を売っている店が多い。最初見たときは一袋100元だったが、歩き進むにつれて安くなり、70元の店があったのでそこで一袋買った。中正路には胡椒餅の店もあった。
 MRT淡水駅から西門駅まで戻るとすっかり日が暮れていた。人波をかき分けて夕食の店を探した。

photo 192*128 【鴨肉扁】

 ガチョウ肉専門の店。夕食はここで食べた。ガチョウの肉よりも台湾ビーフンを食べたかったのである。ここのビーフンは焼きではなく、スープの方である。

続き


Camera:Panasonic DMC-FX9,Canon EOS 10D

NOYAMA
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