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本宮山−愛知県の山 本宮山−愛知県の山 地元の民に親しまれる信仰のお山 地元の民に親しまれる信仰のお山 【砥鹿神社奥宮入口】
コース(タイム)ウォーキングセンター(8:45)−本宮山−(11:33)奥宮−(13:58)ウォーキングセンター=本宮の湯=(21:40)横浜
《山概略》
《本宮山へ》 ウォーキングセンターの駐車場はすでに満車だったが、そこを出て少し登山口寄りの終車場に車を止めた。登山口には砥鹿神社の鳥居があり、立て看には台風十八号による倒木に注意と書かれている。鳥居をくぐって歩き始めると、一直線に階段状の坂が続いている。人工の山かと思ったがそうではないらしい。しかし根こそぎ倒れた倒木は根が地中深くまで届いていないことがわかる。 登山道脇には、一町目から始まり二町目、三町目と石柱が立っている。山頂は五十丁目であるらしい。低山といえどもまだまだ先は長い。坂には様々な名前が付けられ、鹿跳坂、椎木坂、野猿坂などがある。 登山道から一度林道に出るが、すぐに階段状の登山道に分かれる。このあたりは登る人や下る人で入り乱れている。走っている人もいる。
二十六町あたりから馬背岩となり、露出した岩登りになる。梯子岩にはロープが設置してあるが、岩場を梯子のように這いつくばって登る。なかなか変化に富んだ山道である。岩場をひと登りすると、展望台のあずま屋がある。そこからは豊川の町並みが一望できる。海のようなものがかすかに見えるが三河湾だろうか。あずま屋でしばし休憩して再出発する。 左側のヒノキ林を見ながら進むと、カンアオイの咲く土手が続く。その先に水場があるので喉を潤し、三十七丁目を通過する。いつの間にか町目ではなく丁目に変わっていた。 山姥の足跡なる岩があり、ちょうど人間サイズの足跡があるので足を合わせる。そうするとこの先の登りで足が軽くなるという。帰るときもここで足を合わさなければ、逆に足が重くなるという。ここにあるのは山姥の右足で、左足は吉祥山(もしくは石巻山)にあるらしい。この2地点に足を据えて豊川で髪を洗ったそうだ。足のサイズのわりにはやけにデカイ山姥だ。 道は再び林道に出る。少し先に山頂周辺案内図があり、階段状の坂が始まる。しかし、林道をそのまま歩き、人通りの少ない道を進んだ。林道は荒れていて車も通ることは無いのだろうか。黄色い花の咲く木があるが何の木か不明のようだ。道標があるので国見岩へと示された方へ進む。やや不明瞭な道を上っていくと鎖場があり、それを上ると柵に囲まれた国見岩(天の岩座)がある。このあたりは人通りも途絶えひっそりとしている。整地された道を上っていくと山頂のアンテナ群が見えてくる。
スカイラインを横切って渡り、つぶれた茶屋の横の道を登ると右手にひと株だけピンク色の花が満開な木が目に入る。本宮山頂(789.2m)には一等三角点があり、標石の周りをさらにコンクリの板で囲まれ保護されている。このあたりは殺伐としていて休憩している人も見あたらない。そのまま奥へと進んだ。フェンス沿いの道を下り、スカイラインを横切る赤い歩道橋を渡る。本宮山スカイラインは2006年2月1日より無料化されたそうだ。 突然目の前に大きな赤い鳥居が見えてくる。高さ15mほどだろうか。砥鹿神社(とがじんじゃ)奥宮の入口に到達した。このあたりも桜が綺麗に咲いている。境内の砂利道を歩いて行くと社務所があるが、その前に巨木が立っている。スギのご神木で、高さが30m、胴回りが7.2mあるという。この巨木の根元には小さなカンアオイが咲いていた。
スギの隣の社務所にはいると、壁に年間登山回数の張り紙がある。2009年のトップは67歳の男性で445回とある。一年365日より多いというのは驚きである。累計登山回数の方は75歳男性で8036回となっている。奥宮までの登山時間というのもあり、年齢不詳の外国人で26分25秒。我々はゆっくり歩いたが2時間50分かかっている。 奥宮の本殿で参拝してから下山する。本殿の前の階段を下ると五十町の標石があった。参道の石段はスギに囲まれているが、どれも立派に生長したスギが多い。台風の影響で倒れたスギが多いのは痛々しい。切り株を見ると年輪が詰まっていて、樹齢数百年のスギがばったばったと倒れたようだ。 途中お清め水の水場があったようだが、倒れた巨木であずま屋が押しつぶされ、巨木はそのままで、その下を何事もなかったかのように水が流れていた。
石段から林道にでて、先ほど分岐した場所と合流した。ここからは登ってきた道を下る。展望あずま屋で軽く昼食を取り、再び下る。鹿跳坂あたりで左に分かれた作業道のような道に入り、鉄塔の下を通る。下りきると池のある場所に出て、白い柵に沿って進むと、麓の鳥居のある参道に合流した。 駐車場で現地のChifuさんと別れ、残った二人ですぐ近くの本宮の湯へ向かった。広い駐車場は多くの車が止まっていて人気のほどがうかがえた。ここも比較的新しい施設で綺麗だった。 温泉から出ると豊川ICから高速に乗り横浜方面へ一直線。横浜ICを先頭とする渋滞情報も出ていたが、影響はなく、厚木ICで降り、愛甲石田駅できむさんと別れ自宅へ帰った。
Camera:SONY DSC-WX1
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