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弥彦山-新潟県の山

弥彦山-新潟県の山

朝も暗いうちから登山者多数

朝も暗いうちから登山者多数

【山頂御神廟からの眺め】

山頂御神廟からの眺め

山行情報
日程 2014年10月26日(日)
山名(山域) 弥彦山(上信越
入/下山地 彌彦神社駐車場
メンバー 単独行
行動時間 2時間33分
歩行
距離
登り
下り
歩数
7.1km 948m 948m 17,800歩
弥彦山マップ

コース(タイム)

彌彦神社駐車場(5:49)-(6:24)五合目-(7:04)弥彦山-(8:22)彌彦神社駐車場

 《山概略》
 新潟県弥彦村の弥彦山は標高634mではあるものの、県内では最も親しまれている山のひとつである。山頂付近までスカイラインが延び、ロープウエイもあり、そして登山道もある。年間を通して訪れる人の絶えない山である。山全体が弥彦神社の神域で、英彦山、雪彦山とともに日本三彦山のひとつである。

 《アプローチ編》
 三連休秋の山旅の最終日に、新潟県の弥彦村を選んだ。午前中に下山でき、渋滞になる前に横浜へ帰りたかったからである。前日に長野県の黒姫山を登っており、前夜は北陸道のパーキングで車中泊をしていた。まだ暗い朝5時頃に弥彦神社の駐車場に到着したとき、すでに多くの車が駐まっていた。
 驚いたことにほとんどの車が登山者らしく、次々に車がやって来ては、登山者が暗い山の中へ吸い込まれていく。さすがに自分は今回初めてなので、この暗さで出発するような無謀なことはできない。少し明るくなるまで待つことにした。

 《弥彦山へ》
 まだ明るくはないが出発することにした。参拝者用駐車場から登りが始まる。歩道を上っていくと、上にも駐車場があるが、この時間は閉鎖されている。その駐車場の右手奥が登山口に続く道だ。薄暗い中で写真を撮ると、やけに明るく写るので、マイナス補正で撮らなければならない。


まだ暗いうちに出発(実際はもっと暗い)
【まだ暗いうちに出発(実際はもっと暗い)】
   参道はさらに暗い
【参道はさらに暗い】

 遊歩道のようなところを歩いて行くと、左手に洗い場があり、デッキブラシが用意されている。これはなかなか気が利いている。昨日の黒姫山で登山靴が汚れているので、下山したら使わせてもらうことにした。
 遊歩道から左に曲がり、杉木立のさらに暗い中に入っていく。鳥居をくぐり、茶店のような小屋の前を通り過ぎる。薄暗い木立の中、階段状の登りが始まる。しばらく歩くと、一合目の道標とベンチがある。道標は一合ごとに九合目まで続く。

よく整備された登山道
【よく整備された登山道】
   弥彦山の紅葉
【弥彦山の紅葉】

 道はつづらの登りだが、ほどよい傾斜で歩きやすい。三合目を過ぎると山頂方面の山肌が見えてくる。色とりどりの紅葉が綺麗だ。四合目には再びベンチ。五合目には鳥居があるが、登山道とは別の方を向いている。鳥居の先に古い道があるようだが、現在は通行止めとなっている。それでも地元の年寄りは、昔からその道を登っているのか、通行止めを無視してそこを歩いている。

四合目、要所にベンチがある
【四合目、要所にベンチがある】
   展望所のあずま屋
【展望所のあずま屋】

 六合目には谷筋に短い橋が架かっている。安全に配慮したよく整備された登山道である。その先には朝日を浴びたあずま屋が見えてくる。ちょうど東の方向に展望が開けて下界が一望できる。住宅よりも田んぼが多いことが分かるが、米所の新潟らしい。遠くの山並みの奥から朝日が煌々と光を放っている。
 七合目にはわき水がある。ここでのどを潤していく登山者も見られた。朝早いため、登山者は比較的年寄りが多い。中でも赤ヘル赤ジャージの登山者が足早に登っていったが、名物登山者なのだろうか。

下界は田園が広がる
【下界は田園が広がる】
   九合目は佐渡が見える
【九合目は佐渡が見える】

 八合目を越えると稜線の建物が見えてくる。稜線の上に出ると九合目で、反対側に日本海が見えてくる。正面にうっすらと細長い島が見えるが佐渡島だろう。島には高い山はなく、ピザ生地のように土地が横に広がっているのがわかる。
 九合目にルート案内図があるので、それを見て山頂の位置を確認してから西の方へ進む。もう急坂はなく、緩やかな遊歩道を歩いて行く。竹のような鳥居をくぐり、NHKの放送施設の横を通り抜け、階段を登ると再び鳥居がある。扁額には御神廟と書かれている。鳥居の先の右手に、弥彦山と書かれた大きな石碑がある。

この先が山頂
【この先が山頂】
   彌彦神社御神廟
【彌彦神社御神廟】

 御神廟を左に回り込み、南西に向いた御神廟で拝礼する。このあたりが弥彦山の山頂(634m)になるのだろう。低山ではあるが周りに高い山など無いため見通しが良い。南西の方向には昨日登った黒姫山方面の山並みが見えている。
 道中たくさんのベンチがあったが、この山頂にはベンチがなく休むことができない。もちろん神殿なのであろうはずはないのだが。一通り写真を撮って下山した。

日本海の眺望
【日本海の眺望】
   多宝山方面
【多宝山方面】

 下山は来た道を戻る。多くの登ってくる人とすれ違いながら、快調に下って駐車場に到着。駐車場は満車状態だが、次々と車がやってくる。下山後は近くの道の駅にあるてまりの湯へ入るつもりだったが、時間が早すぎるため、少し横浜方面へ走ってから入ることにした。
 車を走らせること約90分で10時となり、魚沼市の見晴らしの湯こまみに入った。少し郊外の静かな場所にあり、三日間の山旅の締めくくりとした。

付近の山 越後白山(2000.02.27)

立ち寄り湯情報
 
見晴らしの湯こまみ★★★★
場所:新潟県魚沼市青島2083-1(TEL:025-792-8001)
泉質:NaCa硫酸塩・塩化物泉(pH7.3,泉温40.7度)
料金:600円・時間:10:00~21:00
休館:火曜日、12/31
食堂:有、露天:有
Camera:CANON PowerShot S100

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