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宝満山-福岡県の山 宝満山-福岡県の山 福岡で一番人気の山は20数年ぶり 福岡で一番人気の山は20数年ぶり 【宝満山頂】
コース(タイム)竈門神社前(11:56)-(13:04)中宮跡-(13:18)宝満山(13:39)-中宮跡-(14:52)竈門神社前-(15:18)国立博物館
《山概略》
《宝満山へ》 平日だというのに竈門神社前は多くの参拝者でにぎわっている。参拝は下山してからすることにし、駐車場手前の道を左へ進む。車道を沢に沿って進むと、左手にログハウスの山の図書館が見えてくる。記憶にないが、昔からあったのだろうか。山の図書館の前を通り過ぎ、しばらく歩くと左カーブのところに鳥居があり、そこが入山口となる。鳥居は紅葉のモミジで覆われている。 鳥居をくぐって山の中に入ると、薄暗い雑木林の中となる。道なりに進むと舗装道に出る。その先で道は左に別れ、宝満山方面を示す指導標がある。九州自然歩道のマップもここにあり、三郡縦走のコースが記載されている。
ダートの道を進むと右手に池が見えてくる。道は細くなり、漏斗状の道を登っていくと、舗装道が現れそれを横切り再び漏斗状の道へ。さらに舗装道に出るが、そこは多少の駐車スペースがあり数台の車が停まっている。そこからは石組階段の登りとなる。途中鳥居があり、歴史を感じさせる道である。道標に羊腸の道と書かれているように、くねくねと曲がりながら登っていく。 四合目の道標に山王権現祠跡と書かれている。特に何かが残っているわけではなく、そのまま進む。石柱でできた殺生禁断石碑は五合目の場所である。山頂はまだ遠い。視界が開ける場所が一瞬あり、街並みや海が見えている。そしていよいよ百段ガンギの始まりである。ここまですでに階段を何段も登ってきているが、この百段ガンギは特にきれいに石が並び、上の方まで一気に階段が続いている。若者はここを駆け上がるのがお約束である。
百段ガンギを登りきると、アカの井という霊泉の水場がある。昔はこのような水場が重宝したのだろうが、現代はペットボトルがある。 中宮跡だろうか、大きな石碑のある広場に出てしばらく平地となる。山頂まであと0.5kmの指導票があり、再び階段が始まる。この辺りは山自体が岩になっているようで、一枚岩の上を歩いていく。
8合目で山頂まで300m地点を通過。岩場をトラバースするところにロープがかかっている。その先が9合目となっている。このあたりの一合は間隔がやけに狭い。岩場が続き、袖すり岩という狭い岩の間を通り抜ける。右手に馬蹄石という大きな岩に奈良時代の物語が刻まれた文字がある。
山頂直下は階段で、台座の上に上がると目の前に竈門神社の上宮がある。そしてその左の方に大岩とともに宝満山頂上の標柱がある。標高は830m。山頂は多少冷たい風が吹いており、岩陰に何人かが休んでいた。空は曇っていたが、眺望は遠くまで見えている。福岡方面は福岡ドームやタワーが見え、博多湾も見渡すことができた。
下山は来た道を降りていく。これから登ってくる人はまだ多く、何度かすれ違う。中宮跡からは愛嶽山経由で降りようかとも思ったが、ベテランそうな登山者に聞くと、そのコースは時間がかかるということなので、最後まで同じコースを下山した。
登山口まで降り、山の図書館の前を通り、竈門神社に立ち寄ることにする。福岡在住時代でもほとんど訪れたことのない神社だが、奈良時代から続く由緒ある神社で人気がある。2012年にリニューアルされた社務所は近代的なデザインとなっている。 竈門神社で参拝した後は、九州国立博物館まで歩いて行く。途中振り返ると宝満山の姿を見ることができる。竈門山と呼ばれたこともあるようで、山容が竈に似ているという。
太宰府天満宮へ向かう道の途中で左に曲がり、県道35号に出る。この道はなぜか渋滞している。九州国立博物館入口という交差点を右に曲がり、緩やかな登り坂を道なりに進むと大きな博物館の建物が見えてくる。ここで小一時間ほど常設展を見学してから、太宰府天満宮を通り抜けて、西鉄太宰府駅へと向かった。参道の商店街は観光客で賑わい、名物の梅ヶ枝餅の良いにおいが漂っていた。 Camera:CANON EOS 6D MkⅡ
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