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油山−福岡県の山 油山−福岡県の山 家族連れでにぎわう市民の森から 家族連れでにぎわう市民の森から 【木陰の山頂で憩うハイカー】
コース(タイム)市民の森駐車場(13:52)−(14:56)油山−(16:10)市民の森駐車場=油山観音
《山概略》
谷あいの階段状になった坂を登る。周りは自然林で覆われ日差しを遮ってくれる。この時期にしては気温が高くすぐに汗がでてくる。やがて赤い吊り橋が見えてきて、その近くに出る。吊り橋は渡らずに、右の方へと進む。市民の森の設備は続き、トイレの前を通る。 各県の木を集めて植えた県木の森を通り抜け、山頂と書かれた指導標を確認しながら登っていくと山笠岩との分岐に出る。油山山頂までは0.95kmとある。コース案内図で山頂までのルートを確認して、山頂Bコースを進む。
稜線直下は杉植林で、階段状の上り坂が続く。稜線に出ると、山頂までは0.33kmとなる。急坂はなくなり、緩やかな登りに変わるので、一息で山頂に到着する。すでに8人ほどがベンチで休んでいた。 油山山頂(597m)は樹林に囲まれているが、少しだけ展望が開けている。福岡市の西部の方で、能古島や志賀島、百道の福岡タワーやドーム球場を見渡すことができる。 山頂の先は荒平山・重留方面へ下る道があるが、今回は来た道を引き返す。先ほどの稜線合流地点からは下らず、稜線をさらに進むと国見岩がある。筑前の国が見渡せると言うことで名付けられたそうだ。国見岩の先にも岩があるが、こちらは名前がないようだ。さらに進むと、二等三角点(569.4m)がある。油山山頂には三角点がなかったので、30mほど低いこちらの方が見通しが良いのだろう。 予定では油山観音に下る道を行きたかったのだが、稜線の下りが反対側に下っていく感じだった。このままでは妙見口に下っていくかもしれない。それでも家には帰れるのだが、車が取り残されてしまう。迷いがある場合は引き返すのが鉄則である。今下った道を上り返し、市民の森管理事務所への分岐まで戻り下った。途中、福岡市が一望できる展望台を経由し、車道に下ると第1駐車場はすぐ近くだった。
下山で寄れなかった油山観音へ車で向かった。油山観音を訪れるのは初めてだった。境内に車を止め、重要文化財の聖観音座像を拝見した。この観音様は一度盗まれ、つい最近出てきたことが、東京のニュースで伝え聞いていた。油山という名もこの寺に由来する。572年にインドから渡来した清賀上人がこの寺を開いた際に、椿の実から搾った油で灯火の法を開いたことから油山の名が起こったという。油山観音には観月楼展望台の近くにひばり観音もある。女性で初めて国民栄誉賞を受賞したあのひばり様である。 Camera:SONY DSC-WX1
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