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三浦・岩礁のみち−関東ふれあいの道 三浦・岩礁のみち−関東ふれあいの道 迂回路ばかりで道がない... 迂回路ばかりで道がない... 【毘沙門湾の岩礁】
コース(タイム)横浜(8:57)=三浦海岸=松輪バス停(10:27)−剱埼灯台−毘沙門−(13:07)三崎港=三崎口=横浜
《山概略》
ふれあいのみちスタート地点にしては、地味な場所で、交差点にコンビニがあり、まわりは大根畑である。松輪間口漁港に向かって歩き始めると、目の前の霞の向こうに山が見える。東京湾越しに見える山なので、千葉の富山だろうか。けっこう間近に見える。 坂を下ると松輪間口漁港に出る。湾に沿って歩いていると突然行き止まりになった。仕方がないので、引き返して最初の辻を左に入った。道は上り坂で、それを登り切ると左手に灯台が見えてきたので、そちらの方へ向かった。今回のコースは海沿いを歩くはずなので、とにかく海の方へと向かわなければならない。
灯台から浜の方へ降りられるような道があり、少し降りてみたが、途中から急斜面になり、恐ろしくなったのでやめた。来た道を戻った。結局海沿いの車道をひたすら歩くことになる。関東ふれあいの道は自然道ではないのだろうか。 小さな入り江の江奈湾が見えてくる。ここでようやくふれあいの道の指導標と出会う。剱崎と書かれた矢印の方向へ進むと、広場の防波堤に突き当たる。どれが剱崎だかよく分からない。またしても行き場を失い、引き返した。通りまで戻り、指導標の別の矢印の方向である白浜毘沙門天へ向かった。 しばらく湾に沿った歩道を歩くと、「江奈湾の干潟」を説明した案内板がある。この案内板は、歩道にあるが車道側に向いているのでガードレールを越えて車道に出なければ、読むことはできない。キケンを顧みずにこの案内板を見ると、干潟には多くの生物が生息しているというようなことが書かれている。案内板から少し歩いたところに干潟があり、アシが茂っていた。あまり見ることのない光景だ。
今回ふれあいの道を歩いていて、地元の人とのふれあいなど全くないと思っていたら、トンネルを抜けたあたりで前方をが歩いていたおばさんを追い抜くと声をかけられた。暖かい天気の話から、毎日小一時間同じコースを散歩していること、などを聞いた。自分はこれから油壺まで歩くと言ったら(実際はそこまで行かなかったのだが)、油壺はもう落ちぶれて、知り合いの旅館もみんな閉めた、などと話していた。交通機関の発達でこのあたりが首都圏からの日帰り圏内になったからだろう。 道は県道から離れて左手の漁港へ向かう。ここも怪しげな場所で、一般車進入禁止のゲートの横を通り抜けていくと、ふれあいの道の指導標があるので安心する。矢印は海岸づたいに盗人狩へと示している。その海岸線を歩いていく。まわりには人の気配は全くなく、海は荒れている。磯に打ち付ける波は高さ3メートルほどの飛沫をあげている。奥へと進むと、人の歩ける磯は狭くなり、右手は高い岸壁だ。またしてもこの道で正しいのか不安になる。そしてついに道はこれ以上進むことが困難になる。高波に襲われたらあっという間に海に引きづり込まれそうな状況で、恐怖を感じたため引き返すことにした。盗人狩とはどんなものだったのだろうか。未練は残るが命には代えられない。この時間帯が満潮で、すぐ側まで水が来ているのかと思ったが、帰って調べると干潮時刻が13:28だったので、満潮ではなかった。強風と温暖化の影響だろうか。
宮川公園を後にし、県道をさらに歩くと三崎港にたどり着く。巨大な城ケ島大橋が城ケ島に架かっているのが見える。このあたりはバス停の間隔が短く、いくつものバス停を通過していく。ロータリーのようになっているところが三崎港バス停で、ちょうど区切りが良いので今日はここで終わることにした。バスは5分ほどで京急三崎口行きがやってきた。 Camera:EOS KISS X2
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