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夕張岳-日本二百名山 夕張岳-日本二百名山 花の名山はちょっと時期外れ 花の名山はちょっと時期外れ 【夕張山頂より芦別岳を望む】
コース(タイム)車止め(04:53)-(05:54)冷水の沢-(06:51)望岳台-(08:33)夕張岳(08:54)-(10:04)望岳台-(11:21)夕張岳ヒュッテ-(11:40)車止め
《山概略》
しばらく林道を歩いて行くと夕張岳登山道案内板がある。その先で道が二俣に分かれ、右手の冷水コースへ進む。ここから道は登山道になる。まだ薄暗い樹林の中を歩く。気温はそれほど高くはないが、すでに汗をかき始めている。やがて冷水の沢という水場に到着する。塩ビパイプから水がちょろちょろと流れていて、コップも置いてある。
冷水の沢の次は前岳の沢を越える。そして馬ノ背コースと合流する。階段状の坂を登って行くと、道がロープで仕切られている。このあたりは石原平で、シラネアオイの群生地のため立ち入らないようにしているらしい。シラネアオイの時期は7月上旬までなので、今は見ることができない。 徐々に高度を稼いでいくが、周囲のガスも濃くなってくる。望岳台という展望台のような所に腰掛けるのにちょうど良い岩があったので、そこで休憩した。この場所は登山道入り口から山頂までのほぼ中間になるようだ。何気に上の方を見ると、急にガスが消えてきて、岩峰が見えてきた。なるほど望岳台とはこのことかと感心するのであった。岩は前岳(1501m)で、この山を右に巻くように道は続いている。
望岳台での晴れ間は一瞬で、またすぐにガスで覆われてしまう。遅い夏の花を楽しみながら歩いて行くと、登山道は狭くなり、露で濡れた緑の中を歩いて行くことになる。レインウエアの下をはかなかったことを後悔したときはもう遅く、パンツはびしょ濡れになる。シャツの方は汗ですでにびしょ濡れなので、全身びしょ濡れである。もはや諦めてこのまま進むしかない。
道は木道になり、憩いの沢を通過する。このあたりの写真はカメラのレンズにも水滴が付いているので、写真の一部がぼやけている。木道は湿原保護のためで、前岳湿原を進む。ようやく視界が開けてきて、烏帽子岳のような岩をいくつか見ることができた。中でも立派なのは男岩と名前が付いている。 ひょうたん沼を通過し、徐々に周りが明るくなってくる。青空が見え、日が差してくると急に鮮やかな緑の風景が見えてくるが、それもつかの間で、気まぐれな天気はすぐにガスで覆われてくる。
木道は長く続き、それが終わっても緩やかな登りは続く。ハイマツ帯を進み、金山ルート入り口との分岐にさしかかる。金山ルートは南富良野からの登山道である。この分岐まで来ると山頂まではすぐである。やがてガスの中から神社と鳥居が見えてくる。その奥には小山があり、そこが山頂のようだ。神社で登山の安全を祈念し、最後の小山に取り付く。
小山はすぐに登れて、夕張岳山頂(1668m)に到着する。運の良いことに山頂に到着すると、ガスが取れ、まわりの景色が見えてくる。北に見えるのは芦別岳だろう。芦別岳は2年前に登っている。山頂ではiPhone を使うことができた。林道の途中から電波は全く入らなかったが、山頂だけは電波が届いているようだ。FBに登頂を記録し、試しにポケモンGOを起動すると、なんと、山頂にはポケストップがあり、先ほどの神社にはジムまであった。このジムに一匹置いていったが、何日かしてそのポケモンは帰ってきた。
山頂では軽く食事をし、パノラマ写真を撮ってから下山した。この日の天気予報は午後から雨なので、これ以上天候が良くなることはない。雨に降られなかっただけでも幸いであった。帰りは夕張岳ヒュッテのある馬ノ背コースを進んだ。こちらは冷水コースと違い、アップダウンのあるコースであった。下山時の登りはちょっとつらいが、後から思えば大したことはない。樹林帯を下っていくと、案外立派な夕張岳ヒュッテが見えてくる。
夕張岳ヒュッテからは林道である。道なりに進んでいくと車止めとトイレのある駐車スペースに到着する。車は三台増えていた。夏休みとしては少ないが、雨予報で敬遠した人が多かったのだろう。 明日は天塩岳を登る予定である。引き続きその登山口まで車を走らせる。途中、ピパの湯ゆーりん館で温泉に入り、すっきりする。
Camera:CANON EOS 80D
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