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有明山−日本二百名山 有明山−日本二百名山 北アルプスの前衛、眺望はガスの中 北アルプスの前衛、眺望はガスの中 【有明山山頂】
コース(タイム)町営駐車場(7:50)−(11:08)有明山(11:20)−(13:45)町営駐車場
《山概略》 【登山口駐車場】 国民宿舎有明荘の裏手に有明山登山口駐車場がある。中房温泉に近いところの駐車場は満車だったが、ここはまだ空いていた。 《有明山へ》 中房温泉の朝は雨だったが、せっかくここまで来たので有明山は登ることになった。テントを撤収し、有明山の登山口がある有明荘の駐車場に移動した。 今回の山行では70Lのザックしか持ってきていなかった。日帰り装備をザックに入れるとスカスカで、テントマットを入れて形を整えることにした。Chifuさんに至っては手ぶらで登るようだ。 【有明山登山口】 駐車場の奥にある登山口。注意書きにはこの山は登山道整備が十分でないことや、クマが出ることがある、と書かれている。登山道の状況は問題ないのだが、クマの方は気になり、定期的に笛を吹きながら登ることになる。(標高1390m) 雨具を身につけ、ザックカバーも付け、完全な雨装備で登山口に入った。雨具を付けての山行は昨年の北アルプス以来だ。要するに北アルプスに来るたび雨が降っていることになる。クマザサの生い茂る登山道を黙々と歩き、三段の滝への分岐を通過する。
(標高1510m)垂直に近いのぼりに丸太を組んだハシゴが架かっている。あまりよく整備されていない登山道という割には一応整備されている。ハシゴは雨のため滑りやすい。 歩き始めて1時間半ほどで四合目を示す石標(標高1829m)が現れた。目印のない道が続いていたため次に五合目が現れると期待を込めて登ったが、なかなか現れない。八合目でようやく現れることになる。
登山道には危ないところがほとんどないが、一部で切れ落ちた岩場のトラバースがある。そこには鎖や足場にはボルトがあるので渡りやすくなっている。岩場の先にはクマザサの中に水場がある。雨が降っている割には水量は多くなかった。 当初四人で登っていたが、ペースが遅く2パーティーに分けることになった。自分とChifuさんが先行した。Chifuさんはトップとなると休みもせずにぐいぐいと登っていく。今回の登山中我々以外に人の気配が無く、ひょっとして誰も登っていないのかと思ったが、樹林の間から山頂が見える頃、個人山行2組とすれ違った。 エアリアマップによると有明山までは5時間となっているので、そのつもりで登っていた。しかし、降りてきた人によると、このコースは3時間だと言われた。また地図が古いためだろうか。先日の白石山でも地図記載の時間よりかなり早めに行動できていた。 八合目石標(標高2171m)のあたりから有明山の稜線歩きとなる。樹林帯の中を登っていくと有明山の山頂に出る。 【有明山頂上】 有明山の山頂は、北岳、中岳、南岳の三つがある。最初の山頂が北岳で、有明山社の奥社の祠がある。ステンレス製の鳥居は避雷針の役目も負っているようで、雷雲発生時は鳥居に近づくなと説明がある。 有明山頂上からは、北アルプスが一望できるはずなのだが、この天気では望むべくもない。しかし、下界の平野がうっすらと見えていた。平野はほとんどが田んぼで覆われ、川が横切っているのが見える。信濃川水系の高瀬川で、上流の高瀬ダムと言えば裏銀座縦走の出発点となっていて懐かしい。
祠の裏から更に80mほど奥へ行くと、中岳のピークとなる。三角点はこちらにある (標高2268.3m)。そのさらに先に南岳があるようだが、そこまで行かずに引き返した。 下山中も雨が降り止むことはなく強弱を繰り返しながら降っている。津田さん、稲葉さんの後続パーティーとすれ違ったときは1時間半ほど差が開いていた。さらにその後、若い外人部隊四人組とすれ違う。結局、登り3時間ちょっと、下り2時間25分で登山口へ戻った。
Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2
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