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大山-神奈川県の山 大山-神奈川県の山 自宅から一番近い1000m級の山 自宅から一番近い1000m級の山 【大山山頂からの富士】
コース(タイム)蓑毛(06:50)ー(08:35)大山(09:10)ー(09:50)見晴台ー(10:52)日向薬師バス停
《山概略》
《大山へ》 蓑毛のバス停から沢沿いの道を緩やかに上っていく。しばらく歩くと道は二俣に分かれるので、右手の下社方面へ進む。薄暗い植林帯にはいるが、そこを抜けると舗装道に出る。道を横切り正面の山道へ入る。今度はダートの道に出るので、ガードレール沿いの左後ろの道に進む。少し林道を歩くと右カーブの左手に山道の入り口がある。 このあたりは関東ふれあいの道なので、指導標が充実している。その関東ふれあいの道の碑を通り過ぎると、大山山頂と下社方面に道が分かれる。下社方面からでも大山山頂へ行けるのだが、もう正月三が日も過ぎてしまったので、大山阿夫利神社でお参りする必要もなく左手の大山山頂コースへ進むことにした。
関東ふれあいの道は大山山頂を通っていないので、蓑毛越の分岐から分かれることになる。ここから大山尾根の登りになる。たぶん古くからの参道だったのだろう、石段の登り坂が続く。しばらく登ると左手に木々の隙間から富士山が見えてくる。この日は快晴なので、山頂からの眺望も期待できそうだ。 道が緩やかになると、女人禁制の碑がある。江戸時代のもののようだ。20年ほど前に訪れた、奈良の大峰山では当時でも女人禁制が守られていたようだが、今ではどうなのだろう。 女人禁制の碑のすぐ先が西の峠でここも下社との分岐である。ここは直進して山頂を目指す。この参道は終始樹林に覆われ、なかなか眺望を見せてくれない。ときどき富士や箱根の山がちらっと見える程度である。 参道の二十六丁目を通過し、早くも下山者がちらほらと現れる。彼らはまだ暗いうちから登っているのだろう。バス・電車では不可能な時間帯だ。
二十七丁目を通過し、山頂は目前となる。山頂直下は石段が続く。何度も歩いている道だが、石段の石に文字が書かれていて、どうやら石碑か何かを利用していることに初めて気がついた。さすがに墓石ではないだろうが(どこかの国では日本人の墓石を石垣に使っているようだが)、踏むのは少々はばかれる。 まだ開いていない茶屋の前を通り過ぎると大山の山頂である。時間が遅いと人でごった返している山頂だが、この日は人はまばらである。東京方面はまだ日が低く、逆光となっているため、山頂の道標の文字は写真を撮っても写らない。山頂から少し降りたところのテーブルで休憩し、軽く昼食とした。テーブルからは関東平野が一望できるのだが、すこし靄がかかっていて、完璧な眺望ではない。しかも最近目が悪くなってきたため、後ろの方でスカイツリーが見えると言っていたが、それを見ることはできなかった。
山頂で休憩後、トイレの裏手にある富士展望台から富士を見て、日向薬師の方へ下山した。指導標によると、距離は6.5kmである。下り道は登りと違って、明るく開放的な道である。木道を通過すると眼下に表参道の谷筋が見えている。下流にかけてデルタ地帯のように町並みが広がっていく様子が分かる。昔から多くの人がこの道を歩いて大山参りをしたのだろう。 不動尻分岐に到着。ここにはよそにはない分かりやすい大山のコースマップがある。ここでは不動尻経由で七沢に降りる道がメインルートとして記載されているが、日向薬師方面はサブルートである。そのサブルートである、道を直進した。
道なりに下っていくと、ベンチのある広場に出る。見晴台で、振り返ると大山の山頂を見ることができるのだが、この日は振り返るのを忘れて、そのまま下山まっしぐらで進んでしまった。見晴台は日当たりが悪いので、冬の時期は雪が残っていることがあるが、この日は全くなかった。 見晴台から下社までトラバース道があるので、ここから日向薬師までは関東ふれあいの道になる。幅広の道を下っていくと前方に赤い服を着た人が佇んでいる。近づいてみると、等身大の地蔵だった。何度も見ているはずだが、どきっとしてしまう。
九十九曲のつづら道を下ると車道に出る。ここから日向薬師のバス停までは車道沿いに歩くことになる。けっこう長い車道歩きだが、途中、石雲寺や三重の塔のある浄発願寺がある。車道歩きは30分ほどで、日向薬師のバス停に到着する。バス停にはトイレ有り。そして以前はなかった駐車場もあるようだ。登山者が駐めて良いのかは分からない。 日向薬師からのバスの本数はけっこう多く、あらかじめ時間を気にする必要はない。バスは程なくやって来て、伊勢原駅行きのそのバスに乗った。この日は温泉に立ち寄らずにまっすぐ帰った。 Camera:CANON EOS 6D
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