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湯坂路-神奈川県の山 湯坂路-神奈川県の山 下山後は温泉&ランチ 下山後は温泉&ランチ 【湯坂路の古道を歩く】
コース(タイム)湯坂路入口バス停(09:15)-(10:04)浅間山-(11:22)湯坂城址-(12:04)ホテルおかだ
《山概略》
《湯坂路へ》 箱根湯本からのバスは国道1号線の坂路を登っていく。30分ほど乗車して、湯坂路入口で下車する。山の中のバス停で、周りには何もないため、ここで降りるのはハイキングが目的の者だけだ。降りたのは我々7人だけだった。バスが来た道の歩道を少し戻ると右手に湯坂路の入口がある。昨日まで雨が降っていたが、この日は天気上々で、草むらからは湯気が立ち上っている。 さっそく広い防火帯のような湯坂路を歩き始める。地面には霜が降りているが、日中は暖かくなりそうだ。フキノトウが芽を出している所も見られた。歩き始めから15分ほどで鷹ノ巣山の山頂(834m)に到着する。この日のコースの最高峰だ。総じて下りのコースだが、二つのピークを越えるので、多少のアップダウンはこなさなければならない。鷹ノ巣山は、鷹巣城趾でもあり、案内板がある。特に痕跡は残っていないが、秀吉の小田原攻めの際に築城されたものの一つだ。
緩やかな道から、つづらの急な下り道となる。左手の樹林帯が途切れたところからは金時山が見えている。ここから見る金時山は日本三百名山に恥じない立派な姿をしている。右手の稜線は明神岳。明星岳と続いているのだろう。湯坂路で眺めが良いのはこのあたりだけだった。 湯坂路はハイキングコースとして整備されているので、歩きやすく、指導標も充実している。左手に千条の滝方面への分岐があるが、道は通行止めとなっている。我々が行く湯本方面は問題なさそうだ。
広い道を進み、緩やかに登っていくと三角点のある浅間山の山頂(804m)に到着する。ここもほとんど停滞せずにそのまま降りていく。単調な下りが続き、ときどき指導標が現れ、湯本までの所用時間が減っていく。湯坂路の木々はほとんど植林のようで、様々な木が現れる。背の高い杉林の中にはいると、やがて石畳が現れる。江戸期の街道の名残だろうか。
樹林帯の中の湯坂城趾に到着する。この城は小田原攻めの城ではなく、時代はもっと古い室町時代にあった城のようだ。小田原攻めの時は小田原側の城であったらしい。ここも城の痕跡はほとんど無く、土塁のようなものが尾根伝いに続いているのがその名残かもしれない。
湯坂城趾から多少荒れた道を降りていくと湯本の町が見えてくる。国道一号に降りて、右手の湯本駅方面に進む。橋を渡る前に、右の道に入り、交通量の多い道の脇を住宅地の中を通り抜けていく。須雲川に架かる橋を渡り、そのまま須雲川沿いの道を上流へと進むと、ホテルおかだに到着する。 下りばかりの3時間ほどの歩きで、たいして汗をかいた訳ではなかったが、温泉に入り、ビュッフェ形式のランチに舌鼓を打つった。今回はこの温泉ランチが主目的で、山歩きはおまけみたいなものだった。ランチの時間に合わせて山を歩いてもたいした距離は歩けない。ランチ後に再び歩くというのは、すでにモチベーションが下がっているので無理なことだろう。ハイク&温泉ランチは毎年恒例行事となっているので、来年は趣向を変えて、温泉ランチと組み合わせていきたいと思う。
Camera:CANON EOS 6D
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