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三毳山−栃木県の山 三毳山−栃木県の山 万葉の歌にも詠まれる栃木の山 万葉の歌にも詠まれる栃木の山 【みかもの関跡】
コース(タイム)道の駅みかも(9:20)−中岳−青竜ヶ岳−花センター−(12:07)三道の駅みかも
《山概略》
公園の中には縦横無尽に遊歩道が延びていて、とにかく上に登れそうな道を選んで進んだ。それでも急に道が下り始めたので、引き返して別の道を進むこともあった。途中、みかも山公園案内図があり、それによると山頂広場に向かう直登の道があったので、その入口の方へ向かった。 直登の道は、急な長い階段が続いていた。途中に三毳神社の鳥居があったので、奥社への参道だったようだ。階段を上りきるとちょっとした広場になり、正面に祠がある。ここは標高200mほどだろうが、まわりは平野なのでなかなか眺めが良い。西の方には富士山が見えていた。
祠の裏手に道は続き、ちょっとした縦走歩きが楽しめる。小さな山だが緊急時の連絡先として、その場所の緯度経度が書かれた掲示板がある。縦走路は雑木林で囲まれているが、ときどき眺望の見えるところがあり、筑波山などが見える。下界のあちこちでは白い煙が上がっているが、何か燃やしているのだろうか。 三角点のある中岳(209.8m)に到着する。青竜ガ岳まで1400mと指導標がある。三毳山の山頂が青竜ガ岳であるようだ。山頂では犬が飼い主と一緒にベンチに座り風景を眺めていた。中岳を下り、車道を横切る。右手には展望所のあずま屋がある。コナラやクヌギの 雑木林の小道を歩き、再び車道を横切る。この辺りの車道は車が走るわけではなく、フラワートレインという乗り合いバスの専用道路として利用されているようだ。 犬石、花籠石という三毳山の名石を通過し、道なりに進む。ときどき年配のパーティーや近所の散歩の人たちとすれ違う。住宅地の近くにあって、手頃な高さなので気軽に訪れることのできる山である。
目の前に青竜ヶ岳の頂上が見えてくる。最後の登りもそれほど厳しいものではなく簡単に山頂に到着する。青竜ヶ岳山頂(229m)はテレビのアンテナ設備が占領している。数人のハイカーが休んでいて、アマ無線の人も来ていた。インターネット全盛のこの時代でも無線は廃れていないのだろうか。山頂で少し休憩して、指導標が佐野市・カタクリの里と示した方へ下った。
三毳山が花の百名山として紹介されているのがカタクリの花である。季節は三月下旬からなので、その頃にはもっと多くのハイカーが集まるのだろう。160.4mの三角点があるところまで稜線を歩き、東側のとちぎ花センター方面へ下った。 つづらの急な坂を下ると住宅や畑が広がる平野に出る。三毳山を右側に見ながら道を進んでいくと、右手に高平寺見えてくる。先ほど山の上からこの寺の鐘楼が見えていた。道をさらに進むと広域農道に合流し、とちぎ花センターのガラス張りの屋根が見えてくる(初めはそれが太陽電池パネルかと思ったが、近づくと温室のガラス屋根であることが分かった。)。 とちぎ花センターは広い敷地に温室や花壇が整備されている。大温室のみが有料で、その他の施設は見学が自由である。真冬のこの時期でも様々な園芸種の花が咲いていて、山野草の販売も行っている。無料区域を一通り巡ってから広域農道に戻り、歩道を歩いた。 とちぎ花センターの隣にも公園の駐車場がある。その前を通り過ぎると、歩道が無くなり狭い路側帯を歩くようになる。車がスピードを出して通りすぎるので、なかなかスリリングなところだ。途中、パラグライダー場の駐車場があり、その先の国道50号の交差点を右に曲がると道の駅が見えてきてゴールとなる。3時間弱の行動時間だったが、なかなか充実したハイキングだった。機会があれば花の季節にも来てみたいものだ。 道の駅みかもの食堂で昼食を取り、野菜を買い込んで帰宅する。佐野藤岡IC(12:48)から有料道路を乗り継ぎ横浜IC(14:23)まで渋滞は無かったので、意外と早く帰り着くことができた。
Camera:SONY DSC-WX1
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