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安土山-滋賀県の山

安土山-滋賀県の山

信長の山城は石段が続く

信長の山城は石段が続く

【山頂は安土城天守跡】

山頂は安土城天守跡

山行情報
日程 2015年5月8日(金)
山名(山域) 安土山(鈴鹿周辺
入/下山地 入山者用駐車場
メンバー 単独行
行動時間 1時間8分
歩行
距離
登り
下り
歩数
2.7km 203m 203m --歩
安土山マップ

コース(タイム)

駐車場(9:43)-大手門跡-(10:00)安土山(10:21)-(10:51)駐車場

 《山概略》
 安土山は滋賀県近江八幡市にある標高198mの山である。琵琶湖の東にあり、16世紀には織田信長によって安土城が築城されている。山頂には日本では初めての本格的な天守が立ったという。本能寺の変の後に城は焼かれたが、山頂に続く石段は今でも残り、当時の面影を見ることができる。

 《アプローチ編》
 福岡への帰省から横浜への帰り道に立ち寄った。名門大洋フェリーが大阪南港に朝到着し、マイカーを走らせ京都を通過し、滋賀県へ入った。琵琶湖の東岸を走っていると、安土城趾の標識が出てくるので、それに従って進むと安土山が見えてくる。
 安土山の南面には観光客用の大きな有料駐車場があるが、その隣に入山者用駐車場というのがありそこはタダである。平日と言うこともあり、その無料駐車場には空きがあったので、そこに車を駐車した。


安土山に向かう
【安土山に向かう】
   大手道の石段
【大手道の石段】

 《安土山へ》
 安土山の登山口は南にある大手門から入る。入城の際には入場料ではなく拝観料が必要となる。菩提寺である摠見寺への拝観である。大手門跡にある受付で拝観料の500円を払い、パンフレットをもらう。目の前には大手道の石段が続いている。

秀吉邸跡
【秀吉邸跡】
   黒金門跡
【黒金門跡】

 早速幅広の石段を登っていく。石段の両脇には側溝があり、当時は排水でも流れていたのだろうか。石段のある大手道の左右には、左に羽柴秀吉、右に前田利家の邸宅跡がある。いずれも残っているのは石垣だけで、広場には数本の木が植わっている。復元図によると斜面に段々とびっしり建物があったようだ。
 石段の上の方に行くとまわりは樹林帯となる。石組みの所だけ植物の進入を防ぐように道が続いている。その石段の石材には石仏も使われている。横たわる石仏が石段になっているが、これを踏みつけて登る侍が果たしていたのだろうか。復元方法を間違ったようにしか思えない。その石仏は何カ所かあった。

本丸跡
【本丸跡】
   安土山頂上(天守跡)
【安土山頂上(天守跡)】

 石段を道なりに進んでいくとヒノキの立ち並ぶ薄暗い広場に出る。本丸跡のようだ。そこを更に奥へと進み、左の方にある階段を登ると天守閣跡である。明るい広場に礎石が等間隔に置かれている。このあたりが安土山の山頂と言うことになる。礎石の所は眺めが良くないので、端にある石垣の上に立ち、北西方面を眺めた。かつて眼下は琵琶湖の湖面だったようだが、現在は埋め立てが進み、田んぼや集落が広がる。琵琶湖の湖面はかなり奥の方に見えている。

琵琶湖方面の眺め
【琵琶湖方面の眺め】
   摠見寺三重塔
【摠見寺三重塔】

 下山は、本丸跡からは拝観コースに従って歩く。信長公本廟や小田信雄四代供養塔を見て、眺めの良い本堂跡から再び琵琶湖方面を眺める。本堂跡から少し低いところに三重塔があり緑に囲まれている。たぶん山の外からは見えないのだろう。この塔は安土城より古く、室町時代の創建だという。

二王門
【二王門】
   駐車場へ降りていく
【駐車場へ降りていく】

 三重塔から急な石段を下り、二王門をくぐる。立派な金剛力士像が安置されている。三重塔と合わせ国の重要文化財である。更に石段を下り、左にトラバースすると秀吉邸跡の裏手に出る。大手門跡の受付を出ると正面が有料駐車場である。この日は平日のためか、車は少なく、城内で見かけた参拝客も数えるほどだった。
 この日は立ち寄ったのは安土山だけで、ほとんど移動に費やされた。その後、駒ヶ根まで走り、ビジネスホテルで泊まった。翌日は八ヶ岳山麓の清里でヤマネの調査(の手伝い)を行うことになっている。

付近の山 霊仙山(2006.12.30)

Camera:CANON EOS 6D

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