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高見山-日本三百名山 高見山-日本三百名山 峠からあっという間に山頂へ 峠からあっという間に山頂へ 【立派な祠のある高見山山頂】
コース(タイム)高見峠(08:53)-(09:43)高見山(10:23)-(10:51)高見峠
《山概略》
《高見山へ》 高見峠は草地が広く気持ちの良い雰囲気だ、トイレがあり、その横に鳥居と階段があるので、そこが登山口だと分かる。駐車場側には本井宣長の歌碑がある。この山が江戸時代から高見山として親しまれていたことが分かる。 登山口には熊出没注意の看板がある。鳥居をくぐって階段を登っていく。山へ入ると指導標のたぐいはないが、山頂までは尾根の一本道なので迷うことはなさそうだ。新緑の林の中を登っていくとベンチのある斜面の広場に出る。そこから吉野の山並みを一望できるがこの地域の山は不案内だ。南の方なので大台ヶ原があるはずだ。
山の上の方はガスで覆われているようで、下山してきた人が言うには、山頂からは何も見えないと言うことだった。風が強く、雲の流れが速いので、運が良ければ晴れ間も見えるかもしれない。登山道にはそれほど多くの花は咲いていないが、スミレやツツジ、ショウジョウバカマ、テンナンショウを見ることができた。
山頂が近づくと周りはブナ林となる。細いブナが多く、まだ緑も多くない。山頂に向けて一直線に斜面が続く。山頂に建物のようなものが見える。急坂を上り、山頂が徐々に近づいてくると、石の土台に祠が建っているのが分かる。峠から1時間足らずで、二等三角点のある高見山の山頂(1,248m)に到着した。 運がよいことに、山頂ではガスはとれ、雲の隙間から青空も見られるようになった。見通しが良くなっていた山頂からは、奈良、三重、京都、滋賀の山々を一望することができる。
山頂の少し奥に行くと展望台があり、その中は避難小屋になっているようだ。中を覗いてみると多くの人が休んでいた。中は暗いので昼食を取るのは適さないようだ。風を避けるため、少し下山してから昼食にすることにした。昼食と言っても駅前のコンビニで買った弁当である。 山頂からの下りは特に眺めが良くなる。山並みの谷間に集落があり、それに沿って国道も続いているのだろう。道の先には伊勢に通じているはずだ。古くから人々が往来していた道だろう。その道すがらこの秀麗な高見山が見え、中には登る人もいて祠が建てられたのだろう。
登った道をそのまま下って、高見峠に戻る。駐車場にはあまり車は増えてなかったが、この山の登山口は複数有り、バス停のある杉谷の登山口から登ってくる人も多いようだ。峠からだと距離が短すぎるので、山登りにしては物足りないのだろう。ガイドブックには山頂の霧氷の写真が載っている。機会があれば、冬場にも登ってみたいものだ。 下山後は、国宝宇太水分神社に立ち寄り、明日香を散策して槇原の仲間の家に一泊した。翌日は釈迦ヶ岳を登り、そのまま四国へ入り九州の実家へと帰省した。
Camera:CANON EOS 80D
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