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開聞岳-日本百名山 開聞岳-日本百名山 九州の名峰薩摩富士は螺旋で登る 九州の名峰薩摩富士は螺旋で登る 【駐車場から見る開聞岳】
コース(タイム)かいもん山麓ふれあい公園(05:55)-(06:40)五合目-(07:51)開聞岳(08:17)-(10:05)かいもん山麓ふれあい公園
《山概略》
《開聞岳へ》 駐車場から開聞岳へ向かうのだが、いきなり道が分からない。車を登山者用駐車場に導くくらいなので、登山口までの案内があっても良さそうだが、それらしきものはない。とりあえず目の前に見えている開聞岳に向かってまっすぐ進んだ。しかしこれは間違いで、車で来た道を少し戻って右手に入る道が正しいと下山してから気がつく。そうとは知らず、山に向かって進むと広いグラウンドのようなところへ入っていく。その奥に階段があるので、それを登ると道がない。林の中に入り込み、とにかく前進すると、どうやらゴルフ場の中を歩いているようだ。ゴルフ場を抜け出て車道に出ると、ようやく登山道と書かれた指導標を見つける。 車道を道なりに進んでいくと、右手に登山口が見えてくる。ここは2合目で、山頂まで3.5kmで成人は3時間と書かれている。さっそく登山道の中へと入っていく。ここから樹林帯で、しばらく眺望は見られない。
登山道の緑はいつもの雰囲気とは違い、南国らしい感じだ。緑が鬱蒼としていて、シダ類が目立つ。10分ほど歩くとベンチのある2.5合目に到着する。人が多く入っている山である。ベンチには必ず人がいる。2.5合目からは細いえぐれた道になる。人が歩いた道に雨が流れて、えぐれていくことが想像できる。それを防ぐためか、石組みされた道もある。
登山道には1合目ごとに標識があるので分かりやすい。4合目を通過し、5合目になるとテラスがあり、海の方が見えるようになっている。しかしながら真っ白で何も見えない。引き続き一本道を進む。6合目の先に木が横倒しになり、そこをくぐって通ることになる。頭上注意と書かれているので、長い間その状態なのだろう。 7合目の先は見晴台になっている。鹿児島沖の島々が見渡せるらしいが、靄で何も見えない。前回来たときも見えなかったが、同じ時期だった。せめて同じ山に登るなら違う時期に来るべきだった。
山伏が修行したという仙人洞を通過する。道は火山らしく、岩が増えてくる。この時期、登山道の花はあまり見られないが、タツナミソウやタチツボスミレ、ヒメミヤマスミレなどを確認することができた。9合目には温度計がある。11度を示していた。登山にはちょうど良い温度だ。
山頂直下には、この日の最難関のハシゴがある。ほとんど垂直に登るもので、ハシゴ上にはロープもある。木製のハシゴだが、かなり古く、半ば壊れていると言っても良い。注意しながら登った。ハシゴの上は左の方へトラバースする。
赤い鳥居を斜めに見て、岩をよじ登っていくと展望が開けて開聞岳の山頂(924m)となる。2時間ほどで登ることができた。山頂にある三角点は二等三角点。岩だらけの山頂で、その一つの岩に皇太子殿下登山御立所と岩のプレートが置かれている。これは前回登ったときもあったのを覚えている。昭和63年にお立ちになったようだが、今の皇太子なのだろう。山頂から眺望を楽しむためには、いくつもある岩の上に立って見ることになるのだが、あいにく靄が晴れない。下界の町や、山裾の渚が見える程度だ。
山頂には20分あまり滞在した。靄が晴れる気配もなく、来た道を下山する。まだ早い時間なので、続々と登ってくる人たちとすれ違う。途中、8合目の展望台からは長崎鼻がうっすらと見えてた。次に来るときは見通しの良くなる冬に来たいものだ。 下山後は、えい中央温泉センターへ立ち寄った。町の銭湯のようで、安く入ることができた。昼食もここで頂いた。その後、鹿児島市内で維新ふるさと館に立ち寄り、薩摩川内のビジネスホテルに宿泊。翌日ようやく福岡の実家へ到着した。
Camera:CANON EOS M3
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