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高千穂峰-日本二百名山 高千穂峰-日本二百名山 龍馬登頂150周年の山 龍馬登頂150周年の山 【628x250】
コース(タイム)高千穂河原(09:44)-(10:29)御鉢-(10:56)高千穂峰(11:14)-(12:10)高千穂河原
《山概略》
《高千穂峰へ》 駐車場を横断して高千穂峰に向けて出発する。高千穂河原という名の通り、駐車場周辺は広場のようになっている。駐車場の隅には火山弾から逃れるための避難壕がある。鳥居をくぐって奥へと進むと天孫降臨神籬(ひもろぎ)斎場なるものがある。階段を登っていくと広場の奥に祭壇のようなものがある。 登山道は斎場の右いての方に続き、ちょっとした森林の中へと入っていく。活発な火山の近くでこのあたりだけ緑が残っているのは不思議だ。石畳の道を緩やかに登っていくと、森林から抜け出て、足下は火山の砂礫へと変わっていく。砂浜のようなところを歩く感じで、前に進みにくい。目の前には御鉢山が見えてくる。
道は急勾配となり、火山岩の斜面に取り付く。左手には砂地の道があるようだが、岩の方が歩きやすそうなので岩伝いに進んでいく。周りには登っている人も多く、急斜面に苦労しているようだ。時には手で岩をつかんで登っていく。振り向くと登ってきた道と高千穂河原の駐車場がよく見える。
御鉢山の縁に到着すると、火口の中がよく見える。火口の中心地は水蒸気すら出ておらず穏やかな感じで、砂地の広場になっている。特に立ち入り禁止となってはおらず、降りようと思えば降りられるようだ。御鉢山が最後に噴火したのは1235年で、このとき標高が100m以上高くなったらしい。御鉢の上からはようやく高千穂峰が見えてくる。
御鉢の縁はけっこう風が強く、油断していると吹き飛ばされそうになる。時に突風が吹くので腰を低くする必要がある。お鉢の中でも外でも落ちたらひとたまりもない。御鉢を三分の一ほど歩いて、高千穂峰との鞍部へ降りていく。
荒涼とした場所を下りきると、ケルンや鳥居と祠がある。ここにはもともと霧島神宮があったのだが、度重なる噴火で焼け落ち、南西にある山の麓に移転している。高千穂峰まで480mの指導標があり、ここから山頂向けての最後の登りとなる。落石注意の看板もあり、ここで噴火があっても遮るものは何もない場所である。 鞍部周辺はガスが出ると周りが全く見えなくなるらしく、ロープで道がガイドされている。斜面にできた木の階段は、落石のため荒れていて、岩を避けるようにして進んでいく。
山頂が近付くと、一番高いところに剣が立っているのが見えてくる。徐々にその剣に近付き、ようやく山頂へ到着する。標高1573.4mで、二等三角点がある。以前の剣は無造作に突き立っていたような気がしたが、現在はロープで仕切られ近づけないようになっている。剣の手前には高千穂峰と書かれた大きな岩があるがなぜか横倒しになっている。風の仕業だろうか。
山頂は風が強く、奥の方にある山小屋の方へ向かった。山頂の陰には風を避けて何人かが休んでいる。赤い屋根の小屋は山小屋ではなく、どこかの団体が建てたもののようで、休憩は有料だった。斜面で少し休憩してから来た道を戻った。 下りはややガスが出てきて見通しが悪くなる。まだ登ってくる多くの人とすれ違いながら、見通しの良い御鉢山の方へ向かう。御鉢の上は再び強風で、ここを切り抜け、高千穂河原への下り道にさしかかるとほっとする。下からは高校生の団体が登ってくる。山岳部の訓練だろうか、必要以上に大きな荷物を背負って登ってくる女子もいた。 高千穂河原まで下ると、ビジターセンターに立ち寄り、霧島の自然について学習する。そして車に戻ると、明日の開聞岳登山に向けて移動を始める。この日は高速パーキングで車中泊の予定だ。
Camera:CANON EOS M3
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