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洲藻白嶽-長崎県の山 洲藻白嶽-長崎県の山 岩の上から対馬を一望 岩の上から対馬を一望 【黄砂でかすむ山頂岩からの絶景】
コース(タイム)洲藻登山口(09:00)-(09:55)白嶽(11:05)-(11:58)洲藻登山口
《山概略》
《洲藻白嶽へ》 洲藻登山口の駐車場には白嶽の案内板があり、登山ルートも確認できる。登山道わきに竹の杖が何本も立てかけられている。登山者ではなくても登る山なのだろう。道は砕けた岩が土に交じり特徴的だ。指導標も充実し、逐一山頂までの距離がわかるようになっている。登り始めは標高80mで山頂までは1905mとなっている。 沢沿いの道を進み、少ない水量の沢を一度渡渉する。はじめはヒノキの植林の様な林だったが。途中から原生林の林となる。この辺り一帯は洲藻白嶽原始林として国の天然記念物に指定されている。大陸固有種として朝鮮山ツツジや朝鮮ノギク、玄海ツツジ、対馬固有種はシマトウヒレンなどが咲くようだ。
岩の多い山で、途中狭い岩の間をくぐり抜けていく場面がある。その先も比較的緩やかな道が続き、やがて鳥居が見えてくる。鳥居をくぐらず道なりに行けば上見坂の登山口へ降りることになる。鳥居は山中にある白嶽神社の鳥居で、そこをくぐると登山らしい登りが始まる。
あまりの急登のためか、道脇にはロープが張られている。ひとしきり上ると、大岩の下に祠がある。下山時にはここでお参りをしている人がいたが、古代から続く自然信仰が今でも続いているのだろう。 ちょっとした広場に出たところで一息つく。なぜかケルンが築かれている。山頂の岩はこの辺りが基部になるのだろうか、見上げるような大岩がある。
広場からさらにロープを伝って急登を登ると岩の間の鞍部に出る。二つの石の祠があり、中に石像が祭られている。石祠の上には錨のようなものが置かれていたので、航海の安全を祈願する神様なのだろう。その祠の前を通り、岩の上の方へと登って行く。山頂と思える岩の直下まで来たものの、岩の上まで行くのは危険だと思われたが、後から来た(途中で追い抜いている)4人組がルートを見つけて、難なく岩の上に立つことができた。 岩の広さは8畳くらいだろうか、比較的広めだが、周りは切れ落ちている。風が吹いていたらここには立てないところだ。この日は風もなく穏やかで、360度の眺望を眺めることができた。隣の雌嶽や浅茅湾の眺めが素晴らしい。朝鮮半島も見えるらしいが、遠くは黄砂で靄っていて半島は見えなかった。
山頂付近では1時間近く滞在し、登ってきた道を下山した。道なりに下ったつもりだったが、登るときにくぐった岩の隙間は通らず、迂回した道を通っていた。 洲藻登山口まで下り、トイレのある大型車用駐車場に立ち寄り、白嶽を見返した。二つの大きな岩が並び、その左の岩の上に立ったのだが、なかなかスリルのある山であった。 この日は対馬グランドホテルに泊まり、温泉もそのホテルで入った。翌日はレンタカーで島内を巡り、烏帽子岳展望所からは白嶽を望むことができた。対馬は島全体が山岳地帯と行っても良いくらいに山は多い。次は有明山や城山にも登ってみたいものだ。
Camera:CANON EOS 6D Mark II
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