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高ボッチ山-長野県の山

高ボッチ山-長野県の山

雲海撮りに撮影名所へ

雲海撮りに撮影名所へ

【諏訪の黎明】

諏訪の黎明

山行情報
日程 2018年10月20日(日)
山名(山域) 高ボッチ山(奥秩父周辺
入/下山地 高ボッチ高原駐車場
メンバー 塚田、王、福島
行動時間 数分
歩行
距離
登り
下り
歩数
-km -m -m -歩
高ボッチ山マップ

コース(タイム)

(9:30)御射鹿池=(14:24)高ボッチ山=(13:38)塩嶺御野立公園=(4:30)高ボッチ山

 《山概略》
 高ボッチ山は、長野県の八ヶ岳中信高原国定公園にある標高1665mの山。高ボッチ高原にあり、駐車場から数分で登頂することができる。富士や諏訪湖の展望があり、特に雲海が広がる秋の早朝は、写真家に人気の撮影スポットでもある。

 《御射鹿池へ》
 今回は登山では無いが、いつものように渋滞を避けるため、早朝出発で横浜の自宅を5時に出る。橋本駅と相模湖駅で仲間(今回はカメラ仲間)を拾い、まずは渋ノ湯方面の御射鹿池へ。この池は東山魁夷が「緑響く」という作品の元となった場所だ。池と言っても農業用のため池であるが、専用に駐車場が設けられ、朝から多くの車で賑わっている。
 御射鹿池の水質は酸性が強いため(温泉の影響か)、魚は住めず、そのため透明度が高く、背景の樹林帯が映り込みやすい。この日は風が無く、撮影には適していたが、光の具合が良くなくイマイチな写真だった。
 御射鹿池から諏訪の町を素通りして、塩嶺野外活動センターへ向かった。高ボッチ山で早朝に撮影するため、付近のきゃんぷっじょうを探したら、ここが一番近かった。この時期キャンプ場の利用者は少ないらしく、テントを張るのは我々だけだった。テントを張り終え、ロケハンとして車で高ボッチ山へ向かった。


御射鹿池
【御射鹿池】
   塩嶺キャンプ場
【塩嶺キャンプ場】

 《高ボッチ山へ》
 高ボッチ山は山頂近くまで林道が通じ、駐車場もある。下界の天気は良かったが、山の上の方は雲の中で真っ白で視界不良だ。長い林道を走り、山頂に近い駐車場まで来ると、観光バスも来ており、雨の中観光客がウロウロしている。山頂までの遊歩道を歩き、数分で高ボッチ山の山頂へ到達する。運良く雲の切れ目から諏訪湖や諏訪の町並みを見ることができた。
 天気は明日にかけて良くなるはずで、このときの悪天候はあまり気にしていない。ロケハンを終え、キャンプ場へ戻った。

高ボッチ山頂上
 【高ボッチ山頂上】
 山頂には三等三角点が設置されたようだが、無くなっているそうだ。高ボッチという名称の由来は定かでは無いが、ダイダラボッチ伝説との関連があるようだ。
 2000年にハイキングコースを歩いて真面目に登ったことがあるが、そのときはなぜか道に迷い、時間切れで山頂まで至らなかった。

塩嶺公園展望台より
【塩嶺公園展望台より】
   多くのカメラマンが並ぶ
【多くのカメラマンが並ぶ】

 翌朝はまだ暗いうちにキャンプ場を出て、再び高ボッチ山へ車で向かう。闇の中の林道を走るのは我々だけでは無く、何台もの車が走っている。皆撮影のために来ているのだろう。ロケハンで目星を付けておいた場所に車を駐め、雲海の諏訪と富士の撮影に取りかかった。できあがったのがタイトルの写真である。写真で見るよりも実際の風景の方が感動的であるのは言うまでも無い。寒い中、苦労して来た甲斐があった。

付近の山 美ケ原(2010.6.12)、車山(2003.9.26)、守屋山(2015.10.31)

Camera:CANON EOS 6D Mark II

NOYAMA
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