馬の背はスリル満点
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日程 |
2004年12月04日(土) |
山名 |
黒滝山 |
山域 |
西上州 |
入/下山地 |
不動寺 |
メンバー |
稲葉、津田、吉田、福島 |
横浜(5:00)=(6:30)板橋=(7:50)甘楽PA=不動寺PA(9:25)−不動寺(10:00)−(10:10)黒滝山−(10:25)馬の背−(10:56)観音岩(11:25)−九十九谷−(11:52)鷹ノ巣山−上底瀬(12:20)−(13:20)不動寺PA=軽井沢
山の仲間の忘年山行で、計画では妙義の谷急山へ行くことになっていた。上信越道の甘楽PAに集合し、目的地が黒滝山に変わった。この日は午後から天気が崩れ、大雨となることが予想されていたため、行動時間の少ない黒滝山に変更したのである。しかし実際には予報は見事外れた。
登山口となる不動寺の駐車場は、林道を奥深く入ったところにある。心細い林道とは対照的に、駐車場は舗装されていて立派であった。駐車場から急なアスファルト道を少し登り、左手の潮音の古道を歩く。ほどなく黒滝山不動寺に到着する。最初に鐘楼が目に付く。鐘楼は眺めのよいところにあり、その音は遠くまで響くという。鐘楼の屋根には真新しい菊と葵の御紋が掲げられているが、どういう訳だろうか。来年放映されるNHKの大河ドラマ「義経」のロケ地となっていたと言うから、その名残だろうか。
住居兼お寺の入り口の前には犬がつながれており、我々が近づくと吠えまくっている。建物の中を通り抜けると、境内となる。大杉や木魚、黒瀧金鉢不動明王などを見学する。
【黒滝山不動寺】
黒瀧山の黄檗普茶料理という精進料理が有名らしい。
http://www.nanmoku.ne.jp/~choon/
寺を出て、背後で犬に吠えられながら山道を登っていく。5分ほどで黒滝山の山頂に到着する。いったん戻るような形で馬の背方面へ向かう。いつの間にか足元が岩になり、鉄梯子を登ると、「ここより馬の背」と書かれた標識がある。妙義特有の切り立った痩せた岩尾根を梯子を伝って上り下りする。梯子も古くあまり信用できないが、緊張しながらも馬の背を渡っていく。
板に手書きの標識に従い、観音岩方面へ向かう。観音岩は岩の上の観音地蔵が置かれている。岩の上に立つと遮るものが無く、360度の展望が望める。すかさずパノラマ写真を撮った。
【観音岩】
岩の上に立つと360度のパノラマが広がる。妙義や西上州の山並みが一望できる。
パノラマ:
観音岩でかるく食事を取り、ゆっくり眺望を楽しむ。観音岩から先も道が続いているようだが、登ってきた道を降りて分岐を左へ折れる。九十九谷までの下りはロープを伝って降りていく。九十九谷は断崖絶壁の尾根で、真下に上底瀬の集落が見える。飛び込むと体は垂直に落ちていくようなところで、馬の背同様緊張するところだ。
【九十九谷】
眼下に見える上底瀬の集落まで下って、再び黒滝山不動寺まで登り返す。
鷹ノ巣山のピークもとりあえずピストンで立ち寄るが、ピークからは谷あいの小塩沢の集落が見下ろせた。
上底瀬まで下り、車道に出たところに道祖神の岩がある。車道づたいに集落へ向かって登っていく。
【上底瀬】
家の軒下には大根と洗濯物がぶら下がっていた。
上底瀬集落の車道沿いには多くの道祖神の地蔵が置かれている。道標に従い道を右に折れて、黒滝山方面へ行く。道が林道となり二手に分かれるが、左の方へ進む。登りは思ったよりは長くなく、やがて先ほど歩いた馬の背の分岐に出る。黒滝山不動寺はすぐ先である。
黒滝山不動寺まで戻り、住職の話を少し聞くことができた。NHKからスタジオで精進料理を作ってくれと出演依頼があったそうだが、冗談じゃないと断ったそうだ。ここの精進料理は4名以上の予約で食べられるそうだ(\5,250)。
場所を軽井沢に移し、忘年会を行った。夜まとまった雨が降ったが、翌日は登山日よりの快晴であった。
Camera:SONY DSC-U30
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