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西上州の山高岩 |
野外センターゲート(11:00)−(11:30)鞍部−(13:10)雄岳−鞍部−雌岳−(13:30)ルンゼ−(15:18)八風平 軽井沢ICの料金所を抜けると、目の前に岩峰が立ちはだかっている。それが高岩である。この急峻な岩に登れるのかと思うが、実は意外と簡単に登ることができる。コース自体ははっきりしているが、岩場の登りに備えて登攀具は用意する必要がある。 ICを出て、交差点を直進するとすぐに、右手に野外センタへ続く道がある。この時期はゲートの閉まっているが、その手前に車を停めて歩き始めることになる。今回は八風平の下山地の林道にも車を停めている。 【西毛野外センター入口】 野外センターのゲート左手の、もう何人もがそこを乗り越えた跡がある土手を乗り越えていく。目の前には高岩の雄岳と雌岳がそびえている。(11:02) 野外センターを右手に進み、樹林帯の中を登っていくが、けっこうな急坂である。すぐに汗が出て上着を取るが、30ほどで雌岳と雄岳の鞍部に出る。 雄岳の基部は野外センターとはちょうど反対側になる。チムニー状のごつごつとした垂直の岩場が25mほどあり、そこを登っていくことになる。上からは鎖が下がっているのでそれを力任せで登っていくことも可能だ。この場は正当に僕がリードで登っていく。途中中間を5本ほど取り、狭いチムニーの間に挟まるザックに難儀しながらも終了点まで登りきる。続く三人はプルージックで登り、最後はフォローで回収して終了。 雄岳の山頂はもう目の前で、ひらけた眺望の頂きに立つ。 【山頂からのパノラマ】 浅間山や妙義、榛名が見える(13:12)。 (回るパノラマ) 【下界を見下ろす】 雄岳山頂からは360度の大展望。しかしあまり身を乗り出して景色を見ていると、はるか地上まで真っ逆さまに落ちてしまう。山頂は何の予告もなく下界に向かって垂直に切れ落ちている。軽井沢料金所が眼下に見えている。(13:15) 【ルンゼの下降】 来るときに登ったルンゼ。鎖のリングを支点に25mの懸垂下降(13:37)。40mザイルでは足りずに、残りはフリーで下った。 コルまで戻り、雌岳の方へ行く。途中、雄岳を振り返ると洞窟のような穴が空いているのに気がつく。 【雌岳】 雌岳は主稜線からは左手の少し離れたところにあり、申し訳程度のやせた尾根がつながっている。このピークは難度の高い岩場だ。取り付きまでやせ尾根をまたいで行くような感じになる。今回は見るだけで主稜線を先に進む。(14:11) 【額縁】 岩に空いた風穴からは浅間山が覗けた。ただし視線をかなり低い位置にしなければならない(14:24)。この額縁型の穴の前には星形の穴もあった。 【ルンゼの下り】 あまりルンゼっぽくは無いが、マップ上のルンゼとはここのことだろう。ノーザイルで下る(15:00)。 裏妙義の山塊の上空には青空が広がり、月が出ていた(15:07)。落ち葉を踏みしめながら歩いているうちに林道と合流し、やがて八風平の駐車スペースに出る。 Camera:CANON Power Shot S10 |
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