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玄倉川中流-丹沢の沢 玄倉川中流-丹沢の沢 白い岩と綺麗な水流をのんびりと 白い岩と綺麗な水流をのんびりと 【腰まで浸かって清流を進む】
コース(タイム)玄倉林道(9:28)-玄倉川-(11:08)林道(11:21)-玄倉川-(13:15)玄倉ダム(13:50)-玄倉川-(15:51)玄倉林道
《山概略》
《玄倉川へ》 駐車場の先には実質的な通行止めの車止めがあった。車止めを越えても林道歩きはしばらく続く。道は土砂崩れの復旧工事が今も進行中で、真新しいシェルターなどが作られている。境隧道をくぐり、少し歩いた先に沢への下降点がある。急な斜面だが人が歩いた跡があり、それに従って下ると広く白い河原に出る。
ガイドブックには女郎小屋沢との出合いが入渓点とあるが、河原の向こうは緑が鬱そうとしていて出合いがあるのかどうかわからない。しかし、迷うような場所でもないので気にせずに、沢靴に履き替えて準備した。 河原は広いが、沢が流れる幅は狭い。しかも水深は10数センチほどだ。標高差も無いため、歩いていてもあまり沢登りという気がしない。しかし護岸を見ると3mほど水が流れた跡があるので、まとまった雨が降ると周囲の山から一気にまとまった水が流れてくるのだろう。綺麗な景色を眺めながら水の上を歩いていくと、目の前に大堰堤が現れる。
大堰堤は越えることができないので前半戦はこれで終了である。少し戻って林道へ戻れそうな場所を探した。今回の沢は沢よりも沢へ取り付くための移動が難儀である。石組みのあるところを登っていくと配水管があるので、その左手を登っていくと、林道に出ることができた。 再び林道を奥へと歩くと真新しい新青崩隧道がある。このトンネルはくぐらずに左手の道に進む。すると旧青崩隧道があるのでその入口左手が沢への下り道である。下って河原に降りると、ちょうど大堰堤の上に出る。このコンクリートでできた堰堤は水流で削られ、なめらかに丸みを帯びている。そして鉄筋がむき出しになり、下流の方に伸びているのがわかる。
沢は概ね浅いが、ところどころに釜があり、そこでは1m以上の深さになる。そこはたいていは巻けばいいのだが一ヶ所だけ渡らなければならない場所がある。そこはけっこう深く、2mほどあるようだ。距離5mほどを立ち泳ぎで渡った。全身ずぶ濡れになるが歩いていると案外乾くものだ。
両岸が狭まったところを通り、沢が右にカーブするところで左手からモチコシ沢が出合う。その奥の方に見上げるほどの大滝が見えてくる。モチコシ大滝50mである。出合いの小滝を越えて少しモチコシ沢の方へ入り、滝の下の方まで行って眺めた。
沢は巨岩帯となり、白い大きな岩が転がっている。どれも水流に洗われたようで丸くなめらかに削られている。壮観な眺めだ。左手に70mの向山大滝が見えるが水流が少なく岩肌を濡らしている程度だ。先ほどのモチコシ滝の方が迫力があった。向山大滝の下で昼食休憩をとった。 ときどき現れる釜で水遊びしながら前進し、左にカーブした先に玄倉ダムが見えてくる。発電用の小さなダムだ。堰の近くまで行きそこで終了である。林道に戻るためには来た沢を少し戻らなければならない。今回は、先ほどの青崩隧道のところまで沢を戻ることになった。 仲間のひとりが釜を泳いで渡ったときに、電子機器の防水措置を忘れていたようで、デジカメと携帯さらに財布まで水没した。幸い数日後にはそれらの電子機器は復活したようだ。
帰りの温泉は山北駅近くの「山北町健康福祉センターさくらの湯」へ。ここは天然温泉ではないが帰り道で近いところにある。建物の中に入ると病院のような匂いがしたが、風呂は良くある温泉施設と同じだ。露天風呂もあり、料金が安い。食堂もあったようだが営業時間を過ぎていたので利用できなかった。渋沢のファミレスで食事をし、解散した。
Camera:CANON PowerShot S100
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