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新茅ノ沢-丹沢の沢 新茅ノ沢-丹沢の沢 今シーズンの沢登りスタート 今シーズンの沢登りスタート 【■■】
コース(タイム)大倉(8:38)-(9:52)新萱橋-懸垂岩(11:32)-新茅ノ沢-(14:40)烏尾山(15:04)-烏尾尾根-新茅荘-(17:09)大倉
《山概略》
《新茅ノ沢へ》 戸川林道を黙々と歩き、途中花を見つけては写真に撮るが、あまり咲いていない。途中、竜神の泉で水分補給をする。ここで林道歩きの約半分である。林道歩きは1時間15分ほど続き、新萱橋に到着する。 新萱橋の上から見る新茅ノ沢は薄暗く陰気な感じだ。林道を少し戻って沢の方へ降りて行った。降り口はいつも1~2台の車が止まっている。ここから新茅ノ沢やモミソ沢へ行くことができる。
入渓地は水無川に新茅の沢やモミソ沢が合流するあたりである。沢装備を準備し、いざ出発と思いきや、まずは懸垂岩でトレーニングすることになった。この日は45mロープを持ってきていたが、実はそのためだったらしい。丹沢の沢は20mもあれば十分である。岩登りではヌンチャクなどの持ち合わせが少なかったためリードでは登れず、右に回り込んで岩の上に行き、トップロープで登り降りの練習をすることになった。1時間あまり岩トレを行い、ようやく沢登りが開始される。
先ほど引き返した新萱橋をくぐり、しばらく薄暗い渓谷を歩いた。新茅ノ沢は滝ごとにプレートがあり、Fいくつと書かれ、緊急連絡先も書かれている。最初のF1は7m、激しく水が流れているが、今回が初めての沢なのでいつもより水量が多いのかは分からない。左側の岩を難なく登って滝の上に出る。途中、お助けロープがかかっている。 F2は右側を巻く。滝は連続して続き、ずぶ濡れになりながらこなしていく。
F5の大滝は左に大きく遠巻く。踏み跡は無く、滑りやすい急斜面でこの巻きもなかなか苦労する。何とかF5の上部に出て、ひと休みする。 F9を越えると石組みの堰堤がある。こんな谷深いところで工事が行われているのは意外である。プレートのある滝はF10まで続き、上流に行くほど水は冷たくなる。最後は手が痛くなるほどの冷たさで、あわてて小滝を登り切る。
水流が無くなり、最後の難関がルンゼの涸滝である。先頭のリーダーは難なく登っていったが、自分は登れそうにない。ザイルを出して、ザイルの先に岩を結びつけて涸滝の上に放り投げた。トップロープだと安心して登ることができた。涸滝の途中には、お助け紐が隠れていた。 狭いガレ場の落石危険地帯が続き、ツメは右の斜面を登って、烏尾尾根の登山道にでる。登山道を登ると10分ほどで烏尾山の山頂(1136m)に到着する。山頂付近はガスで覆われ、展望は何もない。テーブルに腰掛け、沢装備を外すと、ヒルが一匹出てきた。しかし、今回の沢ではヒルにやられることはなかった。
《下山》 当初の予定では烏尾山からヤビツ峠へ降りるつもりだったが、時間切れで烏尾尾根を下ることになった。この尾根は下ったことがないので、むしろその方がありがたい。GPSの軌跡が取れるからである。烏尾尾根はほとんど植林で、下るにつれガスは晴れてくる。この尾根を下る登山者は多く、いかにも山初心者という風体の人たちもいる。あまり整備されていない尾根なので、荒れた道も多く滑りやすい。 尾根を下りきったところは新茅荘の駐車スペースで、朝泊まっていた車はすっかり帰っている。山側に綺麗なヤマユリが咲いていた。大倉までの長い林道を再び歩き、風の釣橋を渡ってバス停に到着する。 帰りは東海大学前駅で途中下車し、温泉施設の”さざんか”へ立ち寄った。ちょうど風呂の日の割引セールが行われていて、入浴料や生ビールが安くなっていたのは幸運だった。いつもより多く生ビールを飲み、帰りの電車は熟睡した。
Camera:NIKON COOLPIX P300
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