|
大山北尾根-日本三百名山 大山北尾根-日本三百名山 人気の山の静かな北尾根を歩く 人気の山の静かな北尾根を歩く 【ブナと広葉樹の北尾根】
コース(タイム)ヤビツ峠(08:20)-(09:16)大山-(09:55)西沢ノ頭-ミズヒノ頭-16号鉄塔-(10:44)境沢ノ頭-(11:14)地獄沢橋-(12:14)ヤビツ峠
《山概略》
《大山へ》 バスから降り立ち、すぐに歩き始める。バス停のすぐ横にある階段状の登り坂が大山へ向かう登山口だ。バスの乗客はほとんどが表尾根方面へ行くので、大山方面は人気がない。階段を登るとすぐに広場に出る。バス停周辺は携帯の圏外だが、この広場はよく電波が入っている。広場から蓑毛へ降りる道もあるが、その左手の尾根に取り付いていく。 階段状の登りが続き、ときおり下界の街並みを見ることができる。快晴なので相模湾まで一望できる。早く山頂に立ち富士山を拝みたいものだ。森の中を黙々と歩く、ふと気配を感じて左の方を見ると、鹿がこちらを見つめていた。丹沢で鹿は珍しくはないが、よく見ると鹿はそこら中にいて、数えてみると六頭いた。四頭は小さかったので親子だろうか、少子化とは無縁の大家族だ。
大山山頂に続くイタツミ尾根は歩く人は少ないが、よく整備された道である。富士山の見える展望所があり、そのすぐ先で表尾根と合流する。種子除けのグレーチングの上を歩き、階段を登って鳥居を二度くぐる。その先は大山山頂(1,252m)である。 まだ時間が早いためか、山頂には数人がいるのみだ。山頂からは富士山や箱根の山もよく見える。水蒸気のようなものが上がっているのは大涌谷だろうか。真っ青な空で快晴である。江ノ島や三浦半島もうっすらと見えている。
山頂からトイレの方へ降りていき、富士山がよく見える展望台へ回り込む。展望台からは緑の丹沢の山並みがはっきりと見え、まだ山頂に雪が残る富士の周りにだけ雲が取り付いている。 北尾根へはアンテナ施設の右側を通って降りていく。鹿よけの柵を跨ぐように脚立が置いてあるので、それを越えて柵の向こうへ移動する。北尾根は一般ルートではないようだが、道はしっかり通じているので、そのまま道なりに進んでいけば問題はない。
緩やかな下りを軽快に降りていく。ときおり左側の展望が開け、富士や丹沢の山並みを見渡すことができる。その眺めが良いところで休憩し、昼食タイムとした。草地は昨日の雨でまだ濡れていた。しばらく休んでいる間も誰も歩いてくる人はなかった。 北尾根歩きを再開し、森林整備用のモノレールの軌道が現れる。登山道と平行して続くが、それが無くなった先に西沢ノ頭に到着する。ほぼ平地なので、標識が無ければ分かりにくいところだ。このあたりは樹林に囲まれ眺望はない。
ブナや広葉樹に囲まれた緑の中を気持ちよく歩き、ミズヒノ頭を通過する。樹林の切れ目から後ろを振り向くと大山の山頂が見えている。何本もアンテナが立っているので分かりやすい。道は下り坂から登り返しとなり、その先に16号鉄塔が立っている。鉄塔のすぐ先が一ノ沢峠で、道は左右に分かれる。マップでは分岐は不明瞭とあるが、分かりやすい場所だ。 一ノ沢峠から左手に進むと尾根の下りとなる。やがて道にはゴム状の階段が現れる。そもそもこの道は東電の保線用の道なので整備されているのかもしれない。尾根の下の方は植林で、やがて県道に突き当たる。県道を左に進み。しばらく舗装道歩きとなる。途中、地獄沢橋、清滝橋、金時橋、羽衣橋、陣加橋、水沢橋、常世橋と多くの沢を越える。道はチャリンコや、ランナーや、バイクや乗用車などひっきりなしに行き交っている。
正面にきまぐれ喫茶が見えてくると舗装道歩きは終わりである。そのまま舗装道を歩き続けてもヤビツ峠には至るのだが、山道に入った方が距離が短い。喫茶の左手の道に進み、左手に板を渡した橋があるので、それを渡る。そこから山道となり、道標に従って荒れた谷間の道を登っていくとヤビツ峠駐車場のすぐ下に到着する。 ヤビツ峠はチャリンコの人たちであふれていた。バスの時間を確認すると、1時間以上待たなければならないようだ。蓑毛まで歩いて降りても良かったのだ、フリーきっぷを買っていたため、せこくバスを待つことにした。バスは定刻を過ぎてもなかなか来なかったが、秦野駅には定刻には着いたようだ。この日は温泉には寄らず、まっすぐ帰った。
Camera:CANON EOS 6D
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| |
ホームに戻る |