|
TOP > 新潟県の山 >日本国
日本国-新潟県の山 日本国-新潟県の山 歴史とロマンを秘めし山、日本国を訪問 歴史とロマンを秘めし山、日本国を訪問 【日本国山頂】
コース(タイム)小俣登山口(11:42)-松ヶ峰-(13:07)日本国(13:34)-蔵王堂-日本国麓郵便局-(15:02)小俣登山口
《山概略》
《日本国へ》 小俣登山口の鳥居の横にはコース案内図がある。蔵王堂登山口に降りると周遊できるコースなので、その通りに歩くことにした。コースは自然歩道として整備され、ところどころにポイントがあるので迷うことはないだろう。 鳥居をくぐって山の中に入る。植林帯のつづらの登りだが、すぐにラジウム清水の場所に出る。井戸のようなものがあり、ちょろちょろと水が注がれている。地元では有名な水場と言うことなので、ペットボトルにその水を汲んだ。 道端には花が多く、新緑とあわせて写真を撮りながら進む。再び水場があり、こちらの方が水量が多い。松ヶ峰広場に到着するが、樹林に囲まれ眺望は良くない。木々の隙間から雪山が見えている。
周りはブナ林に変わり、新緑が鮮やかで気持ちが良い。学校登山だろうか、多くの中学生が小集団で何組も下ってくる。小学生だけでなく、一般のハイカーも多いのは意外だった。 沖見休憩所では日本海を望むことができる。正面に見える島は粟島のようだ。周囲23km、人口400人あまりの小さな島だ。道は樹林帯が続き、左手にようやく日本国の山頂が見えてくる。まだ時間がかかりそうだ。思ったより登り甲斐のある山である。
あずま屋がある蛇逃峠に到着する。蔵王堂からの道もここで合流する。峠には鷹待場の案内板があり、昔ここで多くの鷹が捕れたこと、それを将軍に献上したところ「とれた山は今後日本国と名付けよ」と仰せられたことなどが書かれている。 峠からはいったん下って、登り返しを一気に登ると日本国山頂(555m)に到着する。山頂は広く、展望台や避難小屋、三角点などがある。展望台は高さ3mほどだが、登ってみても周りの樹林帯を越えるわけではなく、あまり眺望は得られなかった。展望台にも日本国の由来が書かれいる。
山頂のベンチに腰掛け、行動食を取った。周りにも何組かの登山者がくつろいでいた。下山は来た道を戻り、蛇逃峠から蔵王堂へ下った。蔵王堂は小さなお堂だが、中を覗いてみると、立派な仏像が安置されていた。 蔵王堂から少し下って鳥居をくぐると舗装道にでる。この道は旧出羽街道で、戊辰戦争の跡地も近くにあるようだ。駐車場まで旧出羽街道を歩き、村上藩小俣口留番所跡、日本国郵便局の前を通過し、左手に日本国ふれあいパークが見えてくると小俣登山口の駐車場はすぐ隣である。
《瀬波温泉へ》 この日は瀬波温泉の民宿に泊まることになっている。よって、下山後の温泉はその民宿の温泉となる。国道7号を日本海を眺めながら南下し、海に面した瀬波温泉の民宿にチェックインし、すぐに温泉に浸かった。 明日から東北地方の天気は下り坂で山では雨となることが予想された。予定では二王子山へ行くつもりだったが、登らずに直接帰ることになった。この日まで5日間天候に恵まれ十分に東北の山旅を満喫しているので、惜しい気持ちはない。民宿の夕食は豪華で、名物の鮭も堪能した。
Camera:NIKON COOLPIX P300
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| |
ホームに戻る |