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鷹ノ巣山−東京都の山 鷹ノ巣山−東京都の山 残暑の奥多摩周遊山行 残暑の奥多摩周遊山行 【浅間神社の鳥居】
コース(タイム)横浜(7:00)=峰谷(9:07)−鷹ノ巣避難小屋−(11:00)鷹ノ巣山(11:11)−稲村岩−(13:00)東日原=奥多摩駅=横浜
《山概略》
《鷹ノ巣山へ》 峰谷バス停周りは山の集落入り口といった感じで、登山者のためのトイレが設置してある。ベニヤ板で囲まれたようなトイレだが、綺麗な水洗トイレだった。峰谷川沿いの車道を歩き始めた。バス停は集落のだいぶ手前にあったようだが、この先道が狭くバスが転回できるような場所がないためだろう。 道は山肌に突き当たり、T字路になっているので右に曲がる。このあといくつも分岐が現れるが案内板があるのでわかりやすい。鷹ノ巣山と書かれた方に進めばよいのだ。 道は奥集落コースと林道コースに分かれるが、左に曲がって奥集落コースを選んだ。キウイの棚をくぐり、細い山道を登っていくとやがて林道と合流する。 この日は買い換えたばかりの携帯ラジオをイヤホンで聞きながら歩いていた。泊まりの山行では朝歩くときは良くラジオを聞いていて、世間のニュースや天気概況を確認していたものだが、日帰りではその必要もない。新品なので動作確認の意味もあった。聞くのはNHK総合で、夏休みの最後の週末というわけか、電話子供相談を行っていた。テーマは自然や動植物に関するものだったが幼児や小学低学年相手にずいぶん難しい回答を行っていたのが印象的だった。 汗をかきながら坂を上り、こんなへんぴな山の上の方にぽつぽつと出現する住居に感心する。いつも思うのだが、このような山の中に住んでる人たちは何を生業としているのだろうか。
道はアスファルトから林道に変わり、ようやく登山口が見えてくる。登山口の正面は見通しが良く、青空の下に三頭山が見えている。登山口は急な階段で始まるが、やがて山肌のトラバースとなる。そして突然鳥居が現れる。この鳥居が山頂に続く尾根の入り口で、尾根をくぐるとまっすぐに登りが続くことになる。 二度目の鳥居をくぐるとその先にあまり大きくはない小屋が見えてくる。浅間神社だろうか。人の気配はなく、そのまま通過する。人の気配と言えば登り始めてから周りに人の気配はほとんど無く、この日一番乗りでこの尾根を登っているようだ。しかし、バスの乗客の一人が自分の後ろを猛追してきているのが分かる。
この日の気候はそれほど暑くはなかったが、湿度が高いので汗は良く出た。前回の七面山の時と同じように、上半身の汗が下に流れパンツまでびっしょりである。今回はバスなのでこれは乾いてもらわないと困ることになる。 黙々と尾根を登り続けること1時間あまりで水場が現れた。コンクリート製の桶に鉄パイプから水が流れている。ここで顔を洗いリフレッシュし初めて休憩した。GPSで位置を確認すると、鷹ノ巣山避難小屋のすぐ近くだった。 水場での休憩を終え歩き始めるとすぐに避難小屋が見えてきた。鷹ノ巣山避難小屋は立派な山小屋で、テーブルがあり、トイレも別棟になっている。先ほどの水場を利用すると泊まっても快適そうだ。そのせいか小屋の前には焚き火の跡があり、缶詰の缶などゴミが散乱していたのは残念なことだ。
鷹ノ巣山避難小屋から山頂へは石尾根歩きとなり、まだまだ登りは続く。このあたりはマルバダケブキがよく咲いていて、黄色が鮮やかである。今回はお花先生が一緒ではないので、あまり花を探しながら登ることはなく、ひたすら歩くのみとなっている。 【山頂】 鷹ノ巣山山頂(1736.6m)。南側は視界が広がっているが、この日は雲に覆われていた。 峰谷から2時間弱で鷹ノ巣山山頂(1736.6m)に到着。山頂は広場になっていて正面に奥多摩の山なみが広がる、と言いたいところだが、いつのまにやら雲に覆われ何も見えない。条件が良ければ富士山も見えるようだ。山頂には二等三角点がある。単独の登山者が3〜4人ばかり休んでいた。 山頂で小休止して東日原方面へ下る。バスの時間があまりないのでタイミングが問題だが、予定より早く降りれらそうで13:30発乗車目指して下ることにした。コースタイムだと余裕で着くことになる。
稲村岩尾根を下っていると、多くの登山者とすれ違う。若者が多いのが印象的だった。途中、登ってくる登山者からヒルメシクイノタワの様子を聞かれたが、その場所に気づかずに通過していた。そこで昼食を食べたかったそうだ。どんな場所だったのだろうか。 尾根を下っていくと稲村岩に突き当たる。ここだけ岩がまとまって積み重なっている。道は稲村岩手前から左手に下り、小さな沢に出合う。それほど幅はない沢だが木橋が掛かっている。橋の先は進入禁止となっていて、沢に沿って下っていく。再びその沢架かる橋がありそれを渡る。沢沿いに歩き続けると、その沢はやがて涸れ沢となった。 杉植林帯を抜けると己ノ戸沢に架かる己の戸橋があり渡る。ここまで下り一辺倒だったが、車道に向かって上り坂となる。民家の裏道を通り抜けると車道に出る。すぐにバス停が見えるが、休日はここまでバスは来ないので、東日原まで車道を歩く。 途中、万寿の水という湧き水がある。古くからある湧き水のようで屋根付きで保護されている。飲んでみたが、溜まった水のため少しぬるかった。万寿の水の先に東日原バス停がある。次のバスまで30分の待ちだった。 バス停には綺麗なトイレがあり、そこでTシャツを着替えた。バス待ちの乗客は鍾乳洞見学帰りの客が多く、まだ時間が早いため登山者はいなかった。バスは時間通りに到着し、奥多摩駅に向かった。奥多摩駅での電車との連絡も完璧で、連絡時間は3分ほどだった。電車は乗客も少なく余裕で座れたが、青梅駅で乗り換えとなり満員電車で立つことになった。今回はホリデーパスというフリー切符を利用していたので、上野に立ち寄り博物館で常設展を鑑賞して自宅に戻った。
Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2
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