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アルパインルート阿弥陀岳南稜 |
【P1を巻く】 P3を左に巻き、ルンゼの基部で先行パーティーに追いつく。ここから登攀で、彼らを待つ間、ザイルの準備に取りかかる。ヘルメットをかぶった瞬間に氷のかけらが降ってきて、ヘルメットにコツンと当たる。 ルンゼは雪と氷の急なガリーで、アイゼンがしっかり食い込み登りやすい。ビレーされているので安心して登ることができる。75cmのピッケルはここではちょっと使いづらい。1ピッチ目は露出した岩と灌木のあたりで終了し、引き続き2ピッチ目。ちなみにこのあたりは風が強く、パートナーの声は全く聞こえない。 3ピッチ目を登り切ると尾根に復帰する。南アルプスや富士山が見渡せる(09:13)。ここで仲間の帽子が吹き飛び、ヘルメットが奈落の底に転がり落ちていく。 P4を左に巻き、狭い岩場でザックが岩に接触してバランスを崩さないように注意しながら進む。阿弥陀岳直下で、再びザイルを出し、2ピッチで山頂へ到達する。 【山頂からの360度展望】 最高の展望に恵まれた阿弥陀岳山頂。拡大写真 【登頂記念撮影】 09:58 阿弥陀岳山頂(2805m)、山頂には阿弥陀石仏が鎮座している。 【赤岳西壁】 八ヶ岳主峰赤岳(2899.2m)、阿弥陀岳山頂から 山頂では写真を撮りまくり、一般ルートの行者小屋方面へ降りてゆく。山頂直下の急坂で対向の中高年パーティーとすれ違うが、彼らはかなり無理をして登ってきている様子。中岳のコルにかけては雪崩の危険地帯。膝ほど埋まる雪の中を降りていく。一面銀世界でゴーグルが欠かせない。目の前には八ヶ岳主峰の赤岳が迫っている。体力があれば赤岳まで行きたい気も起ころうが、既にシャリバテで早く休みたい。中岳を越え、下ったコルでようやく休憩。 【中岳のコルで小休止】 11:00 この時点でかなり体力を消耗し、行動食を胃袋に流し込む。 ここから更に少し登って文三郎尾根にとりつく。後はひたすら下っていけばよい。 文三郎尾根の急坂を下る。鉄の階段が所々露出しており、アイゼンを引っかけないようにする。尾根からは終始行者小屋が見えているが、疲れているだけになかなか近づかない。 12:03 行者小屋到着 美濃戸口までアイゼンをはずして歩いたが、ところどころ凍って滑りやすく、付けていた方が良かった。 15:25 美濃戸口到着 船戸十字路へ車を回収しに行き、再び美濃戸口へ。ここで温泉組と帰宅組に分かれる。 17:00 鹿の湯(17時より夜間料金) 19:30 双葉SA(食事&渋滞解消待ち) 21:40 双葉SA出発 23:15 調布 24:30 横浜 Camera:CANON Power Shot A5 戻る |
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