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山梨県の山御坂黒岳 |
横浜(5:10)=三つ峠入口(7:48)−(8:36)御坂茶屋−(9:15)御坂黒岳(9:32)−御坂茶屋−(10:39)三つ峠入口=紅富士の湯(14:00)=(17:00)横浜 前日に台風10号が日本列島を横断した。関東地方も風雨が強く荒れた一日であった。そして翌日曜日は、台風一過の晴天が期待されたため、早起きして展望の山へ出かけることにした。選んだのは御坂黒岳。富士山の眺望が良いそうだ。下山後の温泉もあらかじめ調べておいた。 朝4時半に起床し、しっかり朝食を取る。家を出たのは5時を少し回っていた。予報通りこの日は天気も良く、帰省ラッシュとも重なり、幹線道路は車の量が多い。東名は使わずに246号線を御殿場方面へ向かう。御殿場からは山中湖、河口湖と通過し、御坂トンネルへのワイディングロードを登っていく。 新御坂トンネルの入り口あたりに5台停められる駐車スペースがあるはずだとの情報をガイドブックで調べていたが、その場所にたどり着くとしっかり6台停まっていた。それでも何とか邪魔にならない所に車を止めることが出来た。登山準備をしている間にも、三つ峠登山口方面へ行く車が何台も通りすぎていく。 工事用の仮設小屋が立つ隣の道が御坂峠に続く道だ。あまり人が入らないのか、少し荒れた感じだ。途中渡渉の場面があったが道を間違えたのかもしれない。広めの林道ではなく細い登山道を歩かなければならなかったようだ。林の中を黙々と登っていく。御坂峠まで眺望は全くないが、その分、色とりどりの花が目を楽しませてくれる。 御坂峠はかつて城もあり、交通の要衝だったようだが今はその面影もない。御坂茶屋の建物も廃屋となっている。峠は明るく開けているが、眺望はない。三つ峠のアンテナ群がかろうじて見える程度だ。休憩のために座るような場所も見あたらない。立ったまま少し休んで、御坂黒岳の方へ向かう。 御坂茶屋の裏手には祠があり、その先には使えそうもないトイレがある。稜線を徐々に登っていく。相変わらず樹林帯の中で眺望はない。山頂手前の急坂を上りきると、御坂黒岳の山頂となる。三角点や、山梨百名山の標識がある。ここも眺望はない。南の方へ200m行った所に展望台があるとのことで、そこへ向かう。 200mも歩かない所に、河口湖を見下ろす場所に出た。今日の歩きで初めての展望である。目の前の富士山があるであろうところは雲がかかっている。よく見ると富士の山頂が少しだけ見えていた。それもすぐに雲がかかって見えなくなってしまった。それでも雲の下には富士の樹海が広がり、河口湖周辺の町並みは箱庭のようで絶景である。 【山頂付近の展望台より】 富士山はすっかり雲に覆われている。手前は河口湖。 富士山の雲は待っても取れそうにないので、来た道をそのまま引き返す。登っているときはほとんど人に会わなかったが、下山時には10人ほどとすれ違う。登り始めから3時間弱で登山口まで戻ってきた。比較的涼しい山行であったが、汗はびっしょり。事前に調べていた山中湖近くの紅富士の湯へ向かった。
Camera:CANON EOS 10D |
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