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山梨県の山

百蔵山・扇山


駅から登って駅に下れる山梨名山
日程 1997年01月11日
山名 百蔵山・扇山
山域 山梨県
入/下山地 猿橋駅/鳥沢駅
メンバー MMLメンバー12人


横浜=八王子=(8:54)猿橋駅−(11:24)百蔵山(12:45)−(14:00)扇山−(15:25)鳥沢駅(15:31)=(16:17)八王子=横浜

 山登りメーリングリストのオフラインミーティングで、百蔵山へ行くことになった。百蔵山というのは聞いたことがなかった。ヒャクゾウヤマと思っていたら、ガイドブックによるとモモクラヤマ(一部のガイドブックではモモクサン)の間違いだった。中央線の駅から直接歩いて登れる、便利な山である。
 高尾から乗り込んだ甲府行きの普通列車は登山姿の中高年で満員である。彼らにとって山にオフシーズンはないようである。もっとも今日は天気がいいので、登山は気持ちがいいことだろう。

【百蔵山と扇山】



 猿橋駅で降りた乗客は少なかった。彼らの中にMLのメンバーがいるはずだ。駅舎の中で、ザックにMLマークのワッペンを付けたO氏を見つけ、声をかけた。彼ら4人がMLのメンバーであった。
 駅から国道20号線にでて右に曲がり、コンビニのある交差点を左に曲がると桂川に架かる橋にでる。ここから目指す百蔵山や扇山が目の前に見える。標高差600メートルある百蔵山は見るからに坂がきつそう。

【百蔵山】



 中央自動車道の高架をくぐるとすぐに登り坂となる。しばらくアスファルトの道が続き、振り返ると富士山の頭が山の合間から見える。キャンプ場のあたりより山道となる。雑木林の中は野鳥が多く、人の足音に反応して藪の中から飛び出てくる。
 登山道はやがて急坂となり、足が滑るので立木をつかみながらの登りとなる。この余りにも急坂は、立木がなかったら登坂は無理だったろう。

【百蔵山山頂】
標高1003m


 扇山の分岐からは平地となり、まもなく百蔵山の山頂に到着。「百蔵大明神遺跡」の石碑がある。三角点の周りは雪が積もっているが、日の当たる南側は乾いている。眺望もよろしく丹沢の蛭ヶ岳や道志の山、富士山がよく見える。
 山頂には20人ほどの人がいるが、だれが今回のOFMの参加者なのかわからない。途中まで一緒に登ってきたMLのメンバーがやってきたところで昼食場所を確保。のんびりしているとメンバーが集まりだし、最終的には12人は集まったのだろうか。



【扇山山頂手前】



 昼食を終え、僕は扇山経由で下山するので皆より早めに出発した。百蔵山から扇山への稜線は雪が多いがアイゼンの必要はない。急坂の下りでは立木をつかんでブレーキをかけつつ、滑り降りるようにして下る。
 軽装備で早めに歩いたため、扇山へはコースタイムを大幅に上まわった。山頂付近は広く一面雪に覆われている。写真を撮り早々に下山する。

【扇山山頂】
標高1138m


 水呑杉のあたりからつづら折りとなり、トイレのある休憩所を過ぎると、アスファルト道になる。ゴルフ場を回り込むように林道を歩く。何度か分岐が現れるが、道標は扇山方面しか指し示していないので、駅の方向がわからない。適当に歩いていると町の中に入り込んだ。道はいよいよ入り組んでいて迷ってきた。山よりも町の方が遭難のおそれがあるようだ。
 鳥沢の街をなんとかくぐり抜け、国道20号に出ると、鳥沢駅は目の前であった。新宿方面の列車は運良く8分後。汗を乾かす間もなく列車に乗り込み、八王子まで熟睡した。

画像処理工程:ネガ→COOLSCAN2→PaintShopPro3.2J→JPEG圧縮レベル35

NOYAMA
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