トップ | 日本四百名山 | 東海自然歩道 | 神奈川県の山 | 東京都の山

山梨県の山

笹子雁ガ腹摺山


あの長い笹子トンネルの山を越えて..
日程 1999年01月15日
山名 笹子雁ガ腹摺山
天気 曇り|雪
入/下山地 笹子駅/甲斐大和駅
メンバー MML6人


 この山域には雁ガ腹摺山が三つある。今回登る笹子雁ガ腹摺山は最南端に位置する。いわゆる500円札の富士山を撮影した場所という雁ガ腹摺山とは別の山である。とは言っても位置的にはそれほど離れていないし、名前も似たようなものなので、見える風景もそれほど変わらないのではないだろうか。
 横浜の自宅から始発のバスに乗り、横浜線鴨居駅へ。八王子駅から7:51の高尾行きに乗ると、高尾で7:48八王子発の甲府行きにちょうど連絡していた。この甲府行きが他のメンバーと合流する電車であったので、ぎりぎりセーフであった。
 車内にはいるとすぐに、仲間と合流できた。この時期の中央線は客が少なくどこでも座ることが出来る。夏場では考えられない状況である。
 今回は軽アイゼンも用意したスノーハイクを楽しむところであったが、電車の車窓からは雪景色というものは全くなかった。
【笹子駅】
 笹子駅を降りると結構寒く、3度くらいだろうか。線路を越えると国道20号の甲州街道があり、しばらくその歩道を歩く。しばし大型車が粉塵をまき散らしながら通り、早く山の中へ入りたい気分となる。

【登山口】

 30分ほど歩いたアスファルト道と別れてようやく山道に入る。9:48



【尾根伝いに登る】

 落ち葉の多い樹林帯を行く。このあとちらほらと小雪が舞ってくる。
 10:23



【山頂到着】

 山頂のレーダー反射板が見えてから30分の急坂の登りで山頂(1357.7m)に到着。すでにうっすらと雪が積もっている。眺望はほとんどない。11:25



【下山開始】

 下りは甲斐大和駅方面へ向かう。13:09



 途中山を振り返るとガスがかかっていて山容は見えない。笹子峠手前から送電線の巡視路をたどって日影の集落まで降りていく。

【諏訪神社】

 甲斐大和駅近くの諏訪神社に立ち寄り参拝。かなり古く、由緒あるようだ。15:22



大和村有形文化財(建造物)
諏訪神社本殿
 祭神は建御名方命、起源は詳かではないが、古書に曰く「建御名方命諏訪よりこの地に巡狩せらせし折、供奉の臣足痛をなして困苦甚だし。里人廬茅を以って日向に一字を結び治療を奨めしに、日を経て茅屋の傍に温泉湧出せり。よって供奉の臣浴し見たるに足通たちどころに癒え、附近の野にて狩りをし初めて鹿を射たれば「初鹿野」の名を賜えりと。里人此処に一字を建てて祀れり」と。
 現在の本殿は江戸時代初期の建立で、下山村土橋文蔵により再建されたものといわれている。本来は桧皮葺であるが、その上を銅板で葺いてある。
 周囲には○く彫刻が施され、竹林の七賢人をはじめ。竹林に鶴等の透し彫り、桁、垂木の木口まで彫刻が施され、上り龍、下り龍に至るまで極めて繊細な彫刻はまことに巧妙であり、その華麗さは他に類例を見ないところである。祖先のここに託された願望を知ることができ、得難い文化遺産というべきである。
 昭和52年3月
 大和村教育委員会
 甲斐大和駅は、古いガイドブックや地図では初鹿野駅となっている。駅前には大和村の観光案内の地図があり、見所は以下の通り。今回はいずれも訪れることができなかったが、機会があれば訪れてみたい。

大和村の観光スポット
@白谷丸からの富士
A湯の沢峠のお花畑と大蔵高丸
Bやまと天目山温泉
C栖雲寺石庭・そば切り発祥の地
D落合三つの滝
E竜門の滝
F景徳院・武田家終えんの地
G日川渓谷レジャーセンター
H道の駅甲斐大和

 甲斐大和駅15:59発,八王子着17:10


Camera:CANON Power Shot A5

NOYAMA
ホームに戻る
NOHOU