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冠山-日本三百名山 冠山-日本三百名山 峠から楽ちん、冠は烏帽子だった 峠から楽ちん、冠は烏帽子だった 【紅葉の山に雲海】
コース(タイム)冠山峠(7:12)-(8:46)冠山-(9:11)冠平-(10:09)冠山峠
《山概略》
《冠山へ》 夜が明けたばかりの標高1040mの冠山峠は冷え冷えとしている。峠の周りにはいろいろとあり、山頂に行く前に散策した。案内板は、「越美山地緑の回廊」や「楢俣ブナ植物群落保護林」などがあり、その奥にはトイレもあるようだ。登山口側には藤橋村、徳山村、揖斐川町、池田町、それぞれの石碑がある。どれかが合併してどれかの町になったようだ。そして、冠山峠と彫られた無駄に巨大な石が立っている。
三人の登山準備ができたところで出発した。落ち葉を踏みしめながら稜線を緩やかに登っていく。終始眺望は良く、今車で上ってきた林道が遠くに見えていて、1台の車が峠に向かってくるのが確認できた。山の谷間には雲海が広がり神秘的な姿を見せている。
正面に冠山の山頂が見えてくるが、烏帽子のような形をしている。夏に登った秋田県の乳頭山そっくりだ。ちなみに正面は東で、まさに太陽が出てきているので眩しくてしょうがない。撮る写真はどれも逆光だ。 標高1156mの小ピークを越えて下り坂になるが、それ程下りはない。すぐに上り返しとなる。まわりはブナの木が目立つ。すっかり葉は落ち、珊瑚のように枝が広がっている。このあたりのブナは典型的な日本海型ブナ林と言うことだが、違いはよくわからない。
道は山頂を左に巻くように続き、冠平らを目前にして右斜め後ろに進路を変える。ここから山頂までは急斜面の直登でロープのある岩場となる。今回最大の難所を慎重に這いつくばって上ると稜線に復帰する。藪っぽいところをかき分けて進むと、すぐに眺めの良い冠山山頂(1256.6m)に到着する。
山頂は360度の眺望で、伊吹山や白山、北アルプスが見えるはずだが、この日は雲が多く、昨日登った能郷白山を確認できる程度だった。徳山ダム周辺の雲海もまだ残っている。山頂では軽く行動食を取り、下山する。 岩場の急斜面を慎重に下り、猫の額ほどの冠平に立ち寄る。ここから見上げる冠山の姿は、あまり冠らしくはない。冠平と書かれた道標の隣には遭難碑のようなものもある。
冠平からは来た道を戻るが、途中何人もの登山者とすれ違う。冠山峠の駐車場はすでに多くの車が駐まっていた。 下山後は徳山湖まで移動し、河原で鍋を作って昼食にした。その後、関広見IC近くの武芸川温泉へ行き暖まった。高速に乗り、岡崎市民病院で仲間と別れ、さらに豊川市で仲間を降ろし、横浜へと飛ばした。御殿場からはお約束の大渋滞。それでも何とか23時前には自宅に帰ることができた。
Camera:CANON PowerShot S100, CANON EOS Kiss X6i
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